2014年4月23日水曜日

車両盗難の実態 いま狙われるのは「トラクターとワゴン車」

裏社会のシノギ、車両盗難の実態「今はトラクターとワゴン車が狙い目」

2013年12月11日



現在、あまり表ざたにならないが、水面下では盗難車の売買が問題になっている。少し前までは、ランドクルーザーを中心に国産の高級車がメインで狙われていた。最近は取締りが厳しくなり、盗難車と事故車の前と後ろ部分を溶接し、ニコイチなどと呼ばれる車も少なくなった。いま、どんな狙われる車とはなんなのか?以前、車の窃盗で捕まり、最近懲役から出てきた人間に接触し、話を聞いた。

――前は何故ランドクルーザーとか国産の高級車が狙われたのですか?

「ランドクルーザーは北海道とか新潟からロシアとか向こうの寒い国にすぐに売れていた。港のヤードに車を隠して、貨物船で運んでたんだ。だけどもう取り締まりも厳しくなって、それが不可能になった」

――国産の高級車もかなり盗まれてましたよね?

「ヤクザもんとかが乗ってたな。白紙の車検証なんかも偽造して売ってた時代があったからな」

――今はなぜそれらが盗まれなくなったのですか?

「改造する拠点がどんどん摘発されたんだよ。それにヤクザもんの締め付けが厳しくなって、少しでもいい車を乗ってたら、どうやって金を作ったのか、とか、車両の照会をすぐにされちゃうだろ。だから手を出さなくなった。今はヤクザの親分でもベンツとか高級車はよほどの事が無い限り乗らなくなってるだろ」

――今はどんな車が盗まれてるのですか?

「今はトラクターとかワゴン車だな」

――トラクターですか?

「あれはセキュリティーがすごく甘いんだ。同じメーカーだったらどんな鍵でも動いちゃう。例え鍵が無くても直結ですぐにエンジンがかかっちゃうんだよ」

――それをどうやって売買するのですか?

「ほとんど輸出だよ。東南アジアとか」

――盗難車とばれないのですか?

「トラクターはいっぱい貨物船に積める様に殆ど分解されて載せるんだよ。そして車体ナンバーを消しちゃえば殆どばれないらしい。それに意外と高いんだよ」

――1台いくら位で取引きされるのですか?想像で構わないです。

「盗難車なんかは中古で売買される金額1割が昔から決まってる。だから500万位だったら50万位だな」

――ワゴン車はどんな需要がありますか?

「これは聞いた話しだけど、ほとんど車両保険目当てだろ。輸出もあるだろうけど、そんなのはキチンと盗難車のルートを持ってる奴しか出来ないだろ、今は」

――車両保険ですか?

「それだって結構大きな金額になるぞ。新車で200万位だろ。昔の車の空ローンと同じだよ。空ローンが厳しくなったから不良とかが乗らないワゴン車を使ってるんだろ」

――確かにヤクザがワゴン車を乗るなんてあまり無いですからね。

「だけど、それももう駄目みたいだな。だけどヤクザと車は切っても切れない関係だから又、何か違う方法で金を作る方法を見つけるだろ。俺はもう誘われても断るけどな」

一般の人間が考え付かない方法で金を生み出すヤクザ。一般人が考え付いた時には、もうそのシノギは終わっていると考えた方がいいだろう。

参照元 : 東京BREAKING NEWS


トラクターやワゴン車を所有してる方は、くれぐれも気を付けましょう。

GPSを装着するとか、音がなる防犯装置などもあります。

エンジンをかけたままコンビニに入店するとかもってのほかですよ。セキュリティ対策は万全に。

0 件のコメント:

コメントを投稿