2017年3月30日木曜日

【プロ野球賭博事件】指定暴力団山口組系組員(36)に懲役2年執行猶予4年の有罪判決

プロ野球賭博、「中胴元」の山口組系組員に有罪判決

2017/3/30(木) 11:42配信

プロ野球・巨人の元投手らによる野球賭博事件で、客に賭博をさせたとして賭博開帳図利(とり)の罪に問われた指定暴力団山口組系組員の三輪正行被告(36)の判決が30日、東京地裁であった。菅原暁裁判官は、懲役2年執行猶予4年(求刑懲役2年)を言い渡した。

三輪被告は、2015~16年のプロ野球19試合で客4人から賭け金計328万円を集めて賭博をさせたとして起訴された。今月15日に開かれた初公判で、起訴内容を認めていた。

公判で検察側は、三輪被告が巨人の元投手(26)=常習賭博などの罪で有罪判決が確定=らの賭けを束ねた「小胴元」を取りまとめる「中胴元」の立場だったと指摘。知人名義の口座を利用して大規模な賭博を主催した、と主張していた。

参照元 : 朝日新聞

神戸山口組系の暴力団会長宅に一升瓶を投げ込んだ山口組系旭導会傘下「成瀬組」幹部に懲役4年

神戸山口組系会長宅"一升瓶"投げ込む 対立組員に懲役4年 「抗争の一環で犯行主導」 旭川地裁

2017/3/29(水) 20:00配信



2016年4月、北海道旭川市で、神戸山口組系の暴力団会長宅に、一升瓶が投げ込まれた事件で、器物損壊などの罪に問われている暴力団幹部の男に、懲役4年の実刑判決が言い渡されました。

指定暴力団・六代目山口組系旭導会傘下「成瀬組」幹部の佐々木雄介被告(34)は、2016年4月、暴力団組員の男と共謀し、分裂抗争で対立する、神戸山口組系孝昇会の会長宅に一升瓶を投げ込み、網戸の一部を壊した器物損壊などの罪に問われています。

旭川地裁で開かれた、3月29日の判決公判で、佐藤英彦裁判長は「暴力団抗争の一環で犯行を主導し、実行に及んだ」と述べ、佐々木被告に対し、懲役4年の実刑判決を言い渡しました。

参照元 : 北海道文化放送











他人名義で携帯電話を契約し使用した指定暴力団山口組系組長(68)と組員(37)を不起訴

山口組系組長らを不起訴=神戸地検

2017/3/28(火) 18:38配信

他人名義で携帯電話を契約し使用したとして、兵庫県警に詐欺容疑で逮捕された指定暴力団山口組系組長(68)と組員(37)について、神戸地検は28日までに不起訴処分とした。 地検は処分理由を明らかにしていない。

参照元 : 時事通信


37歳の組員名義の携帯電話を組長が使ってたって話だから名義人以外が使用したら詐欺になるのかってところだな。

オレオレ詐欺で振り込まれたお金の行き先を公開しないし追跡もしないよね?警察なんてそんなもん。

【ATM18億円不正引き出し事件】逮捕・送検された山口組系暴力団の会長を不起訴

18億円超不正引き出し事件、暴力団会長を不起訴

2017/3/30(木) 6:02配信



全国のコンビニエンスストアのATMから18億円以上が不正に引き出された事件で、偽造クレジットカードを使って現金を不正に引き出したとして逮捕・送検された山口組系暴力団の会長について、東京地検が不起訴処分としました。

東京地検が29日付けで不起訴処分としたのは、山口組系暴力団の会長(49)です。暴力団会長は去年5月、東京都内のコンビニエンスストアのATMで、偽造クレジットカードを使って現金あわせて350万円を不正に引き出した疑いで逮捕・送検されていました。東京地検は、処分の理由を明らかにしていません。

関係者によりますと、暴力団会長は、「指示役」である暴力団幹部らの取りまとめをしていたとみられていましたが、指示を裏付ける客観的な証拠がなく、嫌疑不十分で不起訴処分になったとみられます。

参照元 : TBSニュース



<関連記事>
●【ATM18億円不正引き出し事件】指定暴力団山口組の中核団体「弘道会」組関係者を逮捕

2017年3月25日土曜日

指定暴力団神戸山口組系「山健組」の傘下組織が関係する飲食店に、軽トラックが突っ込む

神戸山口組関係の飲食店に軽トラック突っ込む 山口組との分裂抗争か

2017/3/25(土) 10:31配信

25日午前3時ごろ、大阪府岸和田市藤井町の指定暴力団神戸山口組系「山健組」の傘下組織が関係する飲食店に、軽トラックが突っ込んでいるのを、通行人が見つけ110番した。店は営業時間外で誰もいなかった。大阪府警岸和田署は、山口組との分裂に伴う対立抗争の可能性もあるとみて建造物損壊容疑で捜査している。

同署によると、軽トラックは店舗にバックの状態で突っ込み、閉まっていたシャッターの一部と軒先のベンチが壊れたという。エンジンは止められていた。

現場は南海電鉄岸和田駅から北東に約400メートルの住宅街の一角。

参照元 : 産経新聞



【ATM18億円不正引き出し事件】指定暴力団山口組の中核団体「弘道会」組関係者を逮捕

<ATM不正引き出し>都内事件指揮か 弘道会組系の男逮捕

2017/3/25(土) 11:40配信

◇警視庁が不正作出支払用カード電磁的記録供用容疑などで

17都府県のコンビニの現金自動受払機(ATM)から約18億円が不正に引き出された事件で、指定暴力団山口組の中核団体「弘道会」組関係者の佐藤友明被告(26)=新潟県上越市=が不正作出支払用カード電磁的記録供用容疑などで逮捕、起訴されていたことが捜査関係者への取材で分かった。警視庁は東京都内の事件の一部を指揮していたとみている。

逮捕容疑は昨年5月15日、東京都渋谷区や荒川区のATMで偽造カードを使用し、計840万円を引き出したとしている。佐藤被告は初公判で起訴内容を認めたという。

捜査関係者によると、佐藤被告は札幌市を拠点とする別の山口組系組員に偽造カード約80枚を渡し、引き出しの時刻や暗証番号を伝えるなどしていた。引き出した現金の大半は佐藤被告に渡ったという。同庁は弘道会の組織的な関与の有無などを調べている。【黒川晋史】

参照元 : 毎日新聞

【ATM18億円引き出し事件】指定暴力団・山口組直系団体「大原組」事務所を家宅捜索

山口組直系団体を家宅捜索

2017/3/21(火) 14:53配信



全国のコンビニのATM(現金自動預払機)から、南アフリカの銀行の偽造カードでおよそ18億円が一斉に引き出された事件で、警視庁は、全国で初めて、指定暴力団山口組の直系団体への家宅捜索に乗り出した。

21日午前10時ごろ、警視庁の捜査員が家宅捜索に入ったのは、北海道・旭川市にある山口組直系団体・旭導会の本部。

今回の捜索は、2016年5月、全国のコンビニのATMから、およそ18億円が一斉に引き出された事件で、複数の指示役を束ねていたとみられる旭導会No.3の男(49)を警視庁が逮捕したのを受けて行われた。

全国の警察は、これまでに6つの指定暴力団の傘下組員を含む、170人以上を摘発しているが、山口組の直系団体への家宅捜索は初めて。これまでの捜査では、犯行の指揮系統はわかっておらず、警視庁は、さらに上の暴力団組織や幹部が関わっていた疑いがあるとみて、全容解明を進める方針。

北海道文化放送/FNN

参照元 : ホウドウキョク

大原組



大原組(おおはらぐみ)は大阪府大阪市生野区田島1-9-30に本部を置く暴力団で、指定暴力団・六代目山口組の二次団体である。



略歴
1989年12月、五代目山口組・渡辺芳則組長は、二代目北岡会・前田英明会長と、正木組・朴年男組長と、二代目川内組・根本辰男組長と、細川組・細川幹雄組長と、浅川会・浅川桂次会長、中村組・中村伍組長、大門会・大関大会長、そして大原組・尹光煕組長に盃を与え、山口組の直参とした。

組織図
組長 - 尹光煕(通称:大原宏延)(六代目山口組総本部長)
若頭 - 金田芳次
舎弟頭 - 叶 健二(叶組組長)

参照元 : wiki/大原組


倉庫で大麻草を営利目的で栽培して逮捕された指定暴力団東組の幹部ら5人、組員4人起訴、幹部は不起訴

<大麻栽培>組員4人起訴、幹部は不起訴 岐阜地検

2017/3/21(火) 21:56配信



岐阜県揖斐川町の倉庫で大麻草を営利目的で栽培したとして、大麻取締法違反(営利目的共同栽培)容疑で指定暴力団東組の幹部ら5人が逮捕された事件で、岐阜地検は21日、傘下の組員4人を同法違反で起訴、男性幹部(59)=大阪市此花区=を不起訴処分とした。地検は「証拠を総合的に判断した」として、不起訴処分の理由を明らかにしていない。

起訴状によると、4人は共謀して営利目的で揖斐川町内の倉庫で大麻草を栽培したとされる。同県警はこの倉庫から大麻草約1万本(末端価格約25億円)を押収した。

参照元 : 毎日新聞


東組 (指定暴力団)



二代目東組(あずまぐみ)は大阪府大阪市西成区山王1-11-8に総本部を置く指定暴力団。構成員は約150人。

東組系譜
初 代 - 東 清
二代目 - 滝本博司

◆二代目東組組織図
組 長 - 滝本博司

◆執行部
副組長 - 川口和秀(二代目清勇会会長)
舎弟頭 - 田中明彦(田中組組長)
若 頭 - 田村順一(三代目森田組組長)
若頭代行兼本部長 - 中江常雄(二代目滝本組組長)
渉外委員長 - 木村雄治(大侠会会長)
組織委員長 - 土方基成(司成会会長)
風紀委員長 - 久住修元(三代目州平会会長)
慶弔委員長- 土井良一(博龍会会長)
若頭補佐兼組長秘書 - 宮脇信行(三代目赤松組組長)
若頭補佐 - 稲葉浩二(稲葉組組長)
事務局長 - 木村純壹(二代目滝本組若頭 木村組組長)

◆舎弟
桜井正友(桜井会会長)
金城一義(三代目関谷組組長)

◆直参
組長秘書 - 薮田 等(二代目滝本組副組長 滝心会会長)
組長秘書 - 福本祐二(二代目滝本組舎弟頭)
森岡憲史(二代目田村組組長)
渡辺達夫(二代目赤松会会長)
林 久三(林組組長)
小林博文(久住組組長)
奥山康行(稲葉組副組長)
青山 貢(青山組組長)
岸田一三(岸田組組長)
平瀬明男
浜 研二

◆本家付
土井圭希(博龍会若頭)
大野大介(二代目清勇会若頭)
山澤正敬(三代目森田組本部長)
山本 清(田中組若頭)
中尾幸夫(博龍会舎弟頭)
沖崎弘之(三代目関谷組若頭)
稲葉秀司(稲葉組若頭)
清本善哲
市野 保
西村 智

参照元 : wiki/東組%20(指定暴力団)

配下の組員に拳銃を持たせたとして、銃刀法違反の罪に問われた指定暴力団山口組の元最高幹部に懲役6年求刑

山口組元幹部に懲役6年、7度目審理で初の有罪 銃刀法違反差し戻し審

2017/3/24(金) 13:28配信



大阪市内で平成9年、配下の組員に拳銃を持たせたとして、銃刀法違反(共同所持)の罪に問われた指定暴力団山口組の元最高幹部、滝沢孝被告(79)の2度目の差し戻し審判決が24日、大阪地裁で開かれた。芦高源裁判長は「組員の拳銃所持を認識していた」として懲役6年(求刑懲役10年)を言い渡した。13年9月の起訴から15年半を経て、今回の7度目の審理で初めて有罪とされた。

滝沢被告はこれまで大阪地・高裁で3度の無罪判決を受けたが、破棄、差し戻しが最高裁で2度にわたって確定する異例の経過をたどっていた。

公判では組員の拳銃所持を滝沢被告が認識していたかどうかが争点。滝沢被告は一貫して「共謀はない」と主張していた。

判決理由で芦高裁判長は「当時は発砲事件が連日のように発生し、対立組織との抗争が激化していた」と指摘。「緊迫した情勢の中、被告は警護役の組員がいつでも発射できる状態で拳銃を所持して警戒していたことを認識していた」と結論づけた。

弁護側は「組員の拳銃所持や共謀を示す客観的証拠はない」と反論していた。

差し戻し前の1、2審は共謀を認めず無罪と判断。最高裁が21年に「襲撃に備え拳銃所持を受け入れていたと推認できる」と破棄、差し戻した。1回目の差し戻し審は1審が23年に再び無罪としたが、2審が破棄、差し戻しとし、最高裁が支持した。

判決によると、滝沢被告は山口組ナンバー2だった宅見勝・宅見組組長射殺事件が起きた後の9年9月、大阪市北区のホテルで配下の組員2人と共謀し、拳銃と実弾を所持させた。

参照元 : 産経新聞


瀧澤 孝



瀧澤 孝(滝沢 孝|たきざわ たかし、1937年7月20日[3] - )は、ヤクザ。静岡県に本部を置く暴力団・芳菱会の総長で、その上部団体にあたる指定暴力団山口組にて最高幹部の一員として若頭補佐や顧問などの重役を歴任。

山口組の直参(二次団体首領)となったのは1984年[5]。五代目体制発足と同時に若頭補佐の役に就いて以降、六代目体制発足後に至るまで同役にあって山口組執行部の一員として活動。2008年の暮れ(11月20日)をもって同役職を退くとともに顧問に就任し執行部から退いた。

この執行部からの退席は、持病の肝硬変の治療に専念したいとの申し出を行い、それが承認された結果のものであったと言われている。1990年における山口組のいわゆるブロック制の導入以降、継続してその関東ブロックの長を務めてきたものの、この執行部退席に伴いその役も退任。

かつて六代目山口組組長の司忍と同様に、傘下構成員の拳銃所持事件に由来する共謀共同正犯の罪に問われたことがあった。この件では一審ならびに二審で無罪を獲得するも、検察側の上告によって最高裁にまで持ち込まれた。結果、最高裁はこの上告を棄却し、大阪地裁への審理の差し戻しを命令。同地裁で2011年に再び無罪判決が出ている。

参照元 : wiki/瀧澤孝

倉庫に拳銃2丁と実弾十数発を隠し持っていた疑いで、神戸山口組系組幹部の金輝夫容疑者(44)を再逮捕へ

倉庫に拳銃と実弾所持容疑 神戸山口組系の組幹部逮捕へ

20017/3/22(水) 12:39配信

大阪府豊中市の倉庫に拳銃2丁と適合する実弾十数発を隠し持っていたとして、大阪府警は22日、指定暴力団神戸山口組系組幹部の金輝夫容疑者(44)=兵庫県尼崎市=を、銃刀法違反(加重所持)の疑いで逮捕する。捜査関係者が明らかにした。

捜査関係者によると、金容疑者は神戸山口組直系の正木組(福井県敦賀市)幹部で、建設会社の倉庫で1月18日、拳銃と実弾を所持した疑いがある。兵庫県警は今月1日、組員であることを隠して融資を受けたとして、金容疑者と、建設会社を経営する男(50)=尼崎市=を詐欺容疑で逮捕していた。府警は山口組との抗争に備えていたとみている。

参照元 : 朝日新聞


豊中の倉庫で銃2丁押収 神戸山口組系組員再逮捕へ

2017/3/22(水) 7:30配信

兵庫県警暴力団対策課と大阪府警が、建設業法違反容疑で指定暴力団神戸山口組直系団体「正木組」幹部を逮捕した事件で、関連する大阪府豊中市の倉庫を捜索し、拳銃2丁と銃弾数発を押収していたことが21日までに、捜査関係者への取材で分かった。両府県警は近く幹部を銃刀法違反(加重所持)容疑で再逮捕する方針。

捜査関係者によると、組幹部は金輝夫容疑者(44)=兵庫県尼崎市南清水=で、実質経営する尼崎市の建設会社「藤翔技建」が所有する資材倉庫内の机の上に、自動式の拳銃2丁が置かれていたという。

県警は2月8日、同社を巡る建設業法違反容疑で、金容疑者と同社役員の男(50)=尼崎市=を逮捕。2人は共謀し、一般建設業の許可更新を不正に受けた疑いが持たれている。

拳銃について県警は、対立抗争状態にある指定暴力団山口組とのトラブルに備えていた疑いもあるとみて、入手経路の解明を進める。県内では昨年9月、山口組直系団体が関連する姫路市内の民家でも、銃6丁と実弾数十発が見つかっている。

参照元 : 神戸新聞NEXT


”金容疑者が実質経営する尼崎市の建設会社「藤翔技建」が所有する資材倉庫内の机の上に、自動式の拳銃2丁が置かれていた。”



正木組(神戸山口組)

 

正木組(まさきぐみ)は福井県敦賀市本町1-4-20に本部を置く暴力団で、神戸山口組の二次団体。

◆正木組組織図
組 長 - 正木年男(神戸山口組総本部長)

◆執行部
顧 問 - 根本辰男 若 頭 - 東 正春(東組組長)
本部長 - 永井幹人(永井組組長)
若頭代行 - 竹内匡史(竹正会会長)
若頭代行 - 伊藤輝夫(二代目細川組組長)

◆舎弟
◆幹部
◆若中

正木組組織図・平成14年
正木組組織図・平成27年

参照元 : wiki/正木組(神戸山口組)

2017年3月18日土曜日

Jリーグに所属する選手を暴力団員を装って脅迫した建設会社役員の男を逮捕

Jリーガーを組員装い脅迫か、会社役員を逮捕

2017/3/13(月) 15:23配信



東京・稲城市の路上でJリーグの選手の男性を暴力団組員を装って脅したとして、建設会社役員の男が警視庁に逮捕されました。

脅迫などの疑いで逮捕されたのは、町田市の建設会社役員・林純一容疑者(44)です。林容疑者は先月12日、稲城市の路上で、Jリーグの選手の男性(20代)に車のクラクションを鳴らされたことに腹を立て、「お前、どこの組だ。俺の仲間が来るまで待ってろ」などと暴力団組員を装って脅した疑いが持たれています。

林容疑者は男性と面識がなかったということで、取り調べに対し、「話し合いをしただけで脅していない」と容疑を否認しています。

参照元 : TBSニュース








「お前、どこの組だ…」Jリーグの選手を“脅迫”

2017/3/13(月) 11:54配信



東京・稲城市で、サッカーのJリーグに所属する選手を暴力団員を装って脅迫した疑いで男が逮捕されました。

会社役員の林純一容疑者(44)は先月、稲城市の路上で、サッカーのJリーグに所属する選手(25)が車のクラクションを鳴らしたことに腹を立て、「お前、どこの組だ。絶対、逃がさないからな」などと暴力団員を装って脅迫した疑いが持たれています。

警視庁によりますと、林容疑者の車が、停車中の男性の車の横にいきなり止まり、さらに前をふさぐように前方に入り込んだことから、男性がクラクションを鳴らしたということです。林容疑者は「仲間が来るまで待ってろ」と脅しましたが、男性はその場を去り、車のナンバーなどを警視庁に伝えていました。林容疑者は容疑を否認しています。

参照元 : テレ朝ニュース















2017年3月17日金曜日

フェイスブックで追跡されメキシコにいることが発覚!19年間逃亡のイタリア麻薬組織の大物収監

フェイスブックで居場所発覚、19年間逃亡の伊麻薬組織の大物収監

2017/3/13(月) 21:20配信



【AFP=時事】1998年に逃亡したイタリアの犯罪組織のメンバーが、フェイスブック(Facebook)上で追跡されてメキシコに住んでいることが発覚し、11日までに本国へ送還され収監されたことが分かった。

ジュリオ・ペローネ(Giulio Perrone)受刑者(65)は、イタリア南部ナポリ(Naples)の麻薬密売国際組織「カモッラ(Camorra)」の「卸し担当」として、1980~90年代のイタリアにおける麻薬取引で大きな力を持っていたという。

1993年に妻と一緒にコカイン16キロを密輸しようとしたとして逮捕され、禁固22年の刑を言い渡されたが、1998年に弁護団が上告に失敗すると行方をくらました。

だが、イタリアの警察当局は最近フェイスブックを通じて、ペローネ受刑者がメキシコ北東部タマウリパス(Tamaulipas)州のタンピコ(Tampico)で偽名を名乗って暮らしていたことを突き止めた。メキシコでは同国人女性と再婚し、複数の子どもももうけていた。

今月初めにペローネ受刑者はメキシコの自宅で拘束され、本国へと送還され、10日夜にローマ(Rome)に到着した。警察はフェイスブックでどのようにペローネ受刑者を追跡したのかについては詳細を明らかにしていない。【翻訳編集】 AFPBB News

参照元 : AFP=時事


フェイスブックで追跡されてメキシコにいることが発覚し、身柄を拘束されたイタリア人の逃亡犯ジュリオ・ペローネ受刑者(中央)。イタリア国家警察が公表(2017年3月11日公開)。



カモッラ



カモッラ(Camorra)は、広義のイタリア・マフィアに属する犯罪組織。ンドランゲタ、コーサ・ノストラ、サクラ・コローナ・ウニータ(it)と並ぶイタリア4大マフィアの一つ。現在の勢力は約130団体、約6300人が所属すると言われる。イタリアのカンパニア州、特にナポリを拠点とする。

用語
カモッラという言葉については、様々な説があるが、これと決まった定説はないとされる。ガムッラというチョッキに似た上着をさす言葉が変化したという説、喧嘩・口論を意味するスペイン語のカモッラからきたと言う説、コーランで禁じられている賭博の一種クマールが変化したという説もある。

カモッラの組員のことをカモリスタという。下級と高級があり、下級は泥棒・乞食からなり、高級は「手袋をはめたカモラ」と呼ばれ、主に恐喝・強請りが仕事だった[1]。また、カモッラは男性のみの組織だが、首領は「神聖なママ」と呼ばれ絶大な権力を持っていた。全活動は神聖なママの監視の下行われた。跡目争いは熾烈を極めたという[2]。マフィアに似た組織で入会儀式があるとも言われている。



誕生から大戦前
はっきりとした起源は分かっていないが、一般的に19世紀初頭前後にナポリの監獄の中で発生したとされる組織とされ、19世紀の初め頃には明確にその存在を示すようになった。

1800年代のナポリの獄中は無法地帯でカモリスタは他の受刑者に物を売りつけ、金を取り上げたりし、監獄の所長には金を渡していた。この頃の看守たちは秩序の維持より私腹を肥やすことの方が熱心だった。(獄中には16世紀にはいたとする説もある。その理由として16世紀末に獄中でゆすりをしている組織について言及している文章がある。) その後、1830年頃(それ以前の可能性もある)には刑務所の塀を飛び越えて、地元政府の木っ端役人を抱き込み、やがて街を支配するようになる。

さらにブルボン王家のバック・アップもあり急速に発展し、警察に協力してナポリの治安維持を図った。当時、信頼される政府がなかったため、カモッラは地下政府組織として機能していた。

1860年頃には、カモッラの影響力は、市政がこの組織に治安維持の任務を委ねるほど強大になっていた。当時のカモリスタは赤いハンカチーフに飾り帯、10本の指全てに光る指輪をはめ、派手な制服を着ており、一目で分かる存在だった。以降、イタリア統一(1861年)まで、社会の混乱に付け込み勢力を拡大していく。

1912年にカモッラの活動の調査では、賭博場、売春宿、公共輸送機関の運転手(馭者)、船頭、物乞い、売春婦、盗賊、ウェイター、ポーター、市場の商人、果物の行商人、小商人、宝くじの当選者、質屋から恐喝によって金を徴収し、全ての密輸業を支配して不正な金を儲けていたことが判明した。

イタリア新政府により何度か摘発を受け、1927年にベニート・ムッソリーニ率いるファシズム政府の時代において4000人以上が逮捕され、組織は大きな打撃を受ける。そのため活動は一時的に終息した。カモッラはコーサ・ノストラに比べ、土地所有に食い込んでいなかったので社会を支配する力は弱かった。

マフィアとの関係
第二次世界大戦中は、アメリカン・マフィアのヴィト・ジェノヴェーゼ、ラッキー・ルチアーノを通じて連合軍に協力し、闇市の支配などにより復活した。シチリア・マフィアとの関係では、20世紀初頭の頃までカモッラは未成年にも売春をさせており、カモッラ構成員は服装を派手にして自分を誇示するなど、価値観の違いなどからシチリア・マフィア(コーサ・ノストラ)からは軽蔑されていた。しかし、第二次世界大戦後はルチアーノが結んだ協力関係をカロジェロ・ヴィッツィーニが受け入れたり、お互いに協力するようになり、シチリア・マフィアとも組んで、麻薬取引に手を出すようになった。

現在
現在のカモッラは統一した組織ではなく、それぞれのファミリーがそれぞれの思惑で活動しているという。しかし報復合戦により弱体化し、もはやカモッラは末期だという人たちもいる。アメリカ合衆国ニューオーリンズにイタリア移民とともにわたり、同地の港湾労働者の中で広がった。1990年、カモッラの動きを詳しく捜査した警察官ヘネシーが、ニューオーリンズでの裁判で証言する数日前に射殺された。

また、地元の貧しい少年をリクルートして犯罪を起こしたり、闇でパンを製造・販売するなど、社会問題化している。ナポリの住民たちは、これまではカモッラを恐れて彼らの言うがままに従ってきたが、現在では監視団体を作って団結しつつある。

ゴミ回収処理業を牛耳っていることでも知られており、2008年にはナポリでのゴミ焼却施設の建設(これまで一つもなかった)に反対してゴミ回収をボイコットしたためにナポリの市街地に未回収のゴミが散乱する事態にまで発展した(詳細は英語版を参照)。

2009年4月20日、トルコ・スペイン・アルバニア・チュニジアでの大規模な麻薬密売活動に関与した疑いでカモッラの末端組織のメンバー40人を逮捕した。

2009年5月27日、カモッラの大規模グループに所属していたメンバー64人(女性10人)を逮捕した。

2009年10月・11月、「最重要指名手配犯」のサルヴァトーレとパスクァーレのルッソ兄弟が逮捕された。二人は、カモッラの中で中心的役割を果たしているとされるルッソ一家の中心人物。

2011年12月7日、2000年から国際指名手配されていた「最重要指名手配犯」の一人のミケレ・ザガリアが、16年の逃亡の末ナポリ郊外で逮捕された[7][8]。彼はカモッラの一派のボスで、本人不在のまま多数の終身刑の判決が下されていた。

参照元 : wiki/カモッラ

熊谷市の病院駐車場でケガした男性発見 → 後に死亡、指定暴力団六代目山口組系組員が出頭 → 傷害容疑で逮捕

埼玉・熊谷の男性死亡、傷害容疑で暴力団員の男逮捕

2017年3月14日



13日朝、埼玉県熊谷市の駐車場で顔から血を流して倒れている男性が見つかり、その後死亡した事件で、暴力団員の男が男性に暴行を加えたとして逮捕されました。

この事件は13日午前6時半すぎ、熊谷市宮町の駐車場で、近くに住む植木久雄さん(49)が顔から血を流して倒れているのが見つかり、その後死亡したものです。

14日、警察は、植木さんに暴行を加えたとして、指定暴力団・六代目山口組系の組員、塚田裕次容疑者(40)を逮捕しました。調べに対して、塚田容疑者は「俺がやったことに間違いない」などと容疑を認めているということです。

塚田容疑者は他の組員4人とともに13日、熊谷警察署に出頭してきたということで、警察は4人から引き続き事情を聴くとともに、事件直前まで植木さんと塚田容疑者が一緒にいた飲食店でトラブルが起きたとみて調べています。

参照元 : TBSニュース








熊谷の男性暴行死で出頭 容疑の組員を逮捕 埼玉

2017/3/15(水) 7:55配信

熊谷市の病院駐車場でけがをした男性が発見され、後に死亡した事件で、県警捜査4課などは13日夜、傷害の疑いで、住所・職業不詳、指定暴力団六代目山口組系組員、塚田裕次容疑者(40)を逮捕した。容疑を認めている。

逮捕容疑は13日午前5時~6時半ごろ、熊谷市内で同市宮町の職業不詳、植木久雄さん(49)に暴行し、顔面に重傷を負わせるなどしたとしている。植木さんは同10時10分ごろ、搬送先の病院で死亡した。

塚田容疑者は同日午後、熊谷署に出頭した。県警は塚田容疑者とともに同署を訪れた同組員の男性4人も事件の経緯について知っているとみて事情を聴き、暴行と死亡の因果関係を調べている。

参照元 : 産経新聞

全国で暴力団の構成員の数が過去最少を更新!初めて2万人を下回る

暴力団構成員が過去最少 初めて2万人下回る

2017/03/16 15:52



去年、全国で暴力団の構成員の数が過去最少を更新し、初めて2万人を下回りました。

警察庁によりますと、去年、暴力団の構成員の数は1万8100人で、ピーク時だった1963年の2割ほどに減少しました。一方で、覚醒剤を密売するために所持したなどとして逮捕された構成員の割合は、この10年ほどでほぼ倍増しました。

また、密輸入された覚醒剤の押収量は1.4トンで、前年の4倍近くまで急増していることから、警察庁は、暴力団がみかじめ料を得ることができなくなり、覚醒剤を資金源とする傾向が強まっていると分析しています。また、拳銃などの発砲事件は27件で、山口組の分裂に伴う抗争によって前年の3倍以上になりました。

参照元 : テレ朝ニュース


1 平成27年における主な暴力団情勢とその対策

27年は、8月末に指定暴力団六代目山口組傘下の直系組長13人が離脱し、神戸山口組を結成したことを受け、組織分裂に伴う対立抗争事件の防遏と組織の弱体化を図るため、両団体に対する取締りや警戒の強あつ化、関連情報の収集等を推進した。

分裂を受け、相互の切り崩しが活発に行われ、全国各地で両団体間における事件やトラブルが散見されていることから、警察では、引き続き両団体の動きを最大限の注意をもって把握し、火種となるような事件の検挙を徹底するなどして、抗争を防遏するとともに、この機会に両団体に対する取締り等を徹底し、あつその弱体化を図ることとしている。

さらに、近年、特に暴力団情勢が緊迫している福岡県においては、工藤會に対する集中的な取締りにより、団体役員親族に対する組織的殺人未遂事件や上納金をめぐる所得税法違反事件等で工藤會総裁等の幹部を立て続けに検挙するなどした。今後も、取締りや資金源対策を更に強化するとともに、離脱支援や離脱者の社会復帰対策を更に推進していくこととしている。

このほか、暴力団排除の取組を一層進展させるため、暴力団排除に取り組む事業者に対する暴力団情報の提供と保護対策の強化等に取り組んでいる。

2 暴力団その他反社会的勢力の情勢

(1) 暴力団構成員等の状況
暴力団構成員及び準構成員等(以下、この項において「暴力団構成員等」という。)の数は、17年以降減少し、27年末現在で46,900人 (前年比-6,600人)と、6年連続で暴力団対策法施行後の最少人数を更新した。

うち、暴力団構成員の数は20,100人(前年比-2,200人)、準構成員等の数は26,800人(前年比-4,400人)で、いずれも暴力団対策法施行後最少となっている(図表1-1)。 また、主要団体 (六代目山口組、神戸山口組、住吉会及び稲川会。以下同じ。)の暴力団構成員等の数は33,200人(全暴力団構成員等の70.8%)、うち暴力団構成員の数は14,700人(全暴力団構成員の73.1%)となっている。

しかしながら、全暴力団構成員等の半数弱を占めていた六代目山口組の分裂に伴い、一極集中の状態に変化が生じている(図表1-2)。

注1: 本項における暴力団構成員等の数は概数であり、増減数、増減率及び構成比は概数上のものであるため、図表1-2中の各項目の和が「計」又は「主要団体合計」と必ずしも一致しない。

注2: 26年末までは山口組、住吉会及び稲川会を「主要3団体」と表記していたが、27年末は神戸山口組を含む4団体を「主要団体」として表記した。

参照元 : h27_jousei.pdf

【ATM18億円不正引き出し事件】グループの指示役とみられる北海道に拠点を置く指定暴力団山口組系の3次団体の会長(49)を逮捕

ATM18億円超不正引き出し 北海道の暴力団幹部逮捕

2017/03/16 11:59



全国のATMで18億円以上が不正に引き出された事件で、警視庁は一部のグループの指示役とみられる北海道の暴力団幹部の男を逮捕しました。

北海道に拠点を置く指定暴力団山口組系の3次団体の会長の男(49)は組員らに指示し、去年5月に都内のコンビニ店で不正に現金を引き出させた疑いが持たれています。警視庁はこれまでにATMの不正引き出しを行っていた複数のグループを摘発していますが、男は組員らに「出し子」を勧誘させるなどした一部のグループの指示役とみられています。

警視庁は男の認否について明らかにしていません。警視庁は、さらに男に指示していた組織があるとみて捜査しています。

参照元 : テレ朝ニュース












2017年3月12日日曜日

無免許でバイクに乗り、信号無視を繰り返していた少年ら8人逮捕

無免許でバイク乗り“集団暴走” 少年ら逮捕

2017/03/11 07:09



無免許でバイクに乗り、信号無視を繰り返していたということです。

道路いっぱいに広がり、蛇行しながら暴走するバイクの集団。これは捜査車両からの映像です。当時16歳から19歳の少年ら8人は去年10月、千葉県市原市と千葉市の国道で無免許でバイクに乗り、信号無視を繰り返すなど、集団で暴走行為をした疑いが持たれています。

取り調べに対し、少年らは「集団で走るのが楽しかった」「これまでに30回ぐらい暴走行為をした」などと容疑を認めています。

参照元 : テレ朝ニュース




2017年3月9日木曜日

【リアル新宿スワン事件】暴力団とキャバ嬢が元彼ホストを恐喝

ホスト、キャバ嬢、暴力団…「歌舞伎町夜の三すくみ」が繰り広げた恐喝事件 これがリアル「新宿スワン」だ

2017.3.3 20:00



【衝撃事件の核心】

「アジア最大の歓楽街」とも言われる新宿・歌舞伎町。夜になればネオンがきらびやかに輝く。そんな欲望うずまく歌舞伎町の“主役”ともいえるホスト、キャバクラ嬢、暴力団員が絡んだ恐喝事件が摘発された。欲に取りつかれた面妖な男女が、数十万円をめぐって怒号とゆすりを繰り広げた事件。「アウトローマンガのレジェンド」とされる和久井健さんの人気マンガ「新宿スワン」でも描かれた裏社会の現実版とも言える内容だった。

■交際のもつれに暴力団関係者が介入

平成28年11月9日、立冬も過ぎ、寒さが身にしみる季節にも関わらず、歌舞伎町の喫茶店に呼び出された元ホストの男性=当時(31)=は冷や汗を流していたに違いない。

一見して「暴力団風」の男2人から、以前同棲(どうせい)していたキャバクラ嬢の女(23)について「お前のせいで入院した」「15万円払え」などと脅されていたのだ。男性がなけなしの5万円を払っても男らは納得せず、脅しは続いた。

「(彼女は)お前のせいで入院した」「(入院代)1日1万円で50万円払え」

男性は、その場で腕につけていたブランドもののブレスレットを質屋に入れて5万5500円に換金したが、男らはそれでも帰らない。

「1カ月待ってやるから残り15万円を持ってこい」と要求する男ら。「スカウトになれ。ホストをしていたときの客を風俗に紹介すれば紹介料が出る。15万払える上にお前にもカネが入るぞ」と言われるに及んで、男性はとうとう新宿署に駆け込んだ。

トラブルから3カ月ほど過ぎた今年2月、新宿署は恐喝と恐喝未遂容疑で、キャバクラ嬢の女と指定暴力団松葉会系組員の男(60)、その「子分」の男ら計3人を逮捕した。

■元ホストが放った「余計な一言」が発端に

事件の発端は28年夏にさかのぼる。

同年7月から交際を始め、同棲を開始していた男性とキャバクラ嬢の女だったが、男性の女性関係で口論に発展した。その際に男性が大声で怒鳴ったことから、女はショックで声が出なくなり、入院を余儀なくされたという。

女は実際に10月ごろまで入院し、その間も通信アプリ「LINE」でのやり取りが続いていた。しかし、次第に男性が返信しなくなった。

女は当初、「入院してるのに来てくれないね」と言っていたが次第に怒りを募らせ、勤務先の客で「アフター」と称する閉店後の飲食も共にしていた暴力団組員の男に相談。男の指示で子分が事件前日の11月8日、突然男性の家に現れ、女の荷物を持ち去った。

その際、男性がうっかり子分に「(女に)預けている指輪があるので、それを返してほしい」と依頼してしまったことが裏目に出る。指輪を返すことを口実に男らが男性と再び接触し、冒頭の恐喝劇が始まったのだ。

捜査関係者は「荷物を持っていくだけで終わっていれば、その後の恐喝事件にはつながらなかったかもしれない。指輪を返してくれと言ったがためにこじれた」とため息をつく。

■漫画を地でいく世界

ある捜査関係者は「まるでマンガの『新宿スワン』の世界」と感想を漏らす。

和久井健さん作の「新宿スワン」は、テレビドラマ化や映画化もされた人気作品。路上で女性に声をかけて、キャバクラや性風俗店などにスカウトする「スカウト会社」に入った主人公の男が「成り上がる」物語で、歌舞伎町の裏社会を描いている。

同作では、スカウトのほか、ホストやキャバクラ嬢のキャラクターを軸に対立グループや暴力団とのトラブルも発生する。捜査関係者は「トラブルにつけ込んでカネをむしり取るのは暴力団の常套(じょうとう)手段。まさにマンガを地でいっている」と話す。

今回の事件で男らは最後に被害者の男性をスカウトにさせようとしたが、受け入れていれば、そのままズルズルと暴力団の“金づる”にされていた可能性もあったという。

参照元 : iza


新宿スワン

『新宿スワン〜歌舞伎町スカウトサバイバル〜』(しんじゅくスワン〜かぶきちょうスカウトサバイバル〜)は、和久井健による日本の漫画作品。講談社刊『週刊ヤングマガジン』にて、2005年20号から2013年45号まで連載された。テレビ朝日系列で2007年8月18日からドラマ化もされた。2015年には実写映画版が公開された。

作者の和久井は、かつて実在した日本一のスカウト会社の元スカウトマン。『新宿スワン』は実在したスカウト会社を舞台とした作者本人が体験した出来事にフィクションを交えて描かれている。

概要
2000年代初頭の東京都新宿区歌舞伎町を主な舞台とし、スカウトマンを主人公に、その成長と歌舞伎町裏社会を描いた作品。主人公の白鳥龍彦(タツヒコ)が歌舞伎町を拠点とするスカウト会社「バースト」に入社したところから話がスタートし、「バースト」が渋谷に進出する「渋谷AV編」、闇金融を営む同僚との抗争を描く「闇金編」、「バースト」の横浜進出を描く「横浜王国編」、そしてとある事情で借金を背負ったタツヒコがスカウトマンからホストに転身し歌舞伎町のホストクラブで働く「ホストバブル編」、スカウトに戻ったタツヒコがバーストのライバル会社の「ミネルバ」に潜入する「ミネルバ潜入編」、タツヒコがスカウト会社「バーストネオ」を立ち上げる「すすきの監獄編」、「ミネルバ」の創立メンバーが出会う過去話を描いた「歌舞伎町レクイエム編」を経て、タツヒコが森長千里と馬頭冬偉と共に新宿に戻った後を描く「バースト奪還編」へ進み、辰巳幸四郎の死の真相を描いた「歌舞伎町レクイエム編パート2(復讐の連鎖編)」を経て、ヤクザ柚木組の跡目抗争が絡む物語の黒幕的な紋舞会の天野と真虎との決着を描いた最終章「歌舞伎町ピカレスク編」で終了した。

登場人物

白鳥龍彦(しらとり たつひこ)
本作の主人公。通称タツヒコ。歌舞伎町でパチンコ打ちに失敗して落胆していたところを真虎に誘われスカウトの世界に入る。天然パーマは祖母ゆずりらしい。バカで勘違いな性格で一人で突っ走る場面が多い3枚目だが、担当している女の子や後輩を守るため奮闘したり、人道に反する物事(シャブや闇金など)を許さないという熱い一面もあり、その辺りを真虎や山城兄弟、馬頭兄弟に見込まれている。またケンカは並みのスカウトマンを一掃するほど強い。それはアゲハが逮捕されて以降、誰かを守りたい時に自分の無力で助けられないのがイヤだという思いから、鍛えるようになったためである(中学時代は不良グループのトップだと思わしき描写もあり、元々ケンカは強い方である)。

普段着ているスーツは実在するオーダースーツ会社・Sensibirity(センシビリティ)のスーツで裕香に買って貰った。色はグレー。当初は歌舞伎町のスカウト会社・バーストに所属していたが、ホストクラブ編突入時にバーストを辞めている。その後、バーストに幹部としての復帰を許されたが、バースト社長・山城神の命令でライバル会社のミネルバに、幹部補佐として潜入する。しかしその山城神が死亡してしまい、バースト社内に潜入の事情を知る者がいないため、バースト復帰の道が閉ざされてしまう。

そこで、唯一潜入の事情を知るミネルバ社長・山城尊から北海道行きを命じられて一時期は北海道に滞在し、「ねはんの宿」で働いていたが、現地で再会した元パラサイツ専務の森長とタイマンを張り、引き分けた後で互いの胸の内を語り合って意気投合し、共に新たなスカウト会社「バーストネオ」を立ち上げ、自ら社長に就任。そして「バースト奪還編」において、かつてのバースト社長だった山城神の意思と全ての真実を知った時正ら幹部達から受け入れられたことにより、バーストの新社長に就任する。

「歌舞伎町ピカレスク編」では、天野修善の息子のレオ(タツヒコと井出以外の前では「神崎レオ」と名乗る)と出会い、義兄弟の契りを交わした。現在は勢力の拡大を行いつつ、真虎に対して複雑な感情を持ちながらも真相を解明すべく、奮闘している。

バースト
歌舞伎町を拠点とするスカウト会社。歌舞伎町では事実上最大手。スカウト通りをシマとする。現在は渋谷・横浜にも進出している。ケツモチは同じ歌舞伎町の暴力団・紋舞会に依頼していたが、山城神の死去に伴い美竹組に変更している(「バースト奪還編」にて)。それ以来、美竹組からの指示でシャブを売るようになり、スカウトとシャブの売買を平行して行っていた。また、シャブを扱っていた時期は大衆からの評判が悪化し、「チャラいしシャブ中ばかり」との噂が立っていたが、タツヒコが新社長に就任した後は美竹組との関係を断ち切ってシャブの扱いを取りやめ、元のスカウト一筋の方針へ戻した。現在のケツモチは無し。

山城神(やましろ じん)
バースト社長。子供の頃から紋舞会の天野会長に世話になっており、ケツモチを頼んでいるのもその縁から。若い頃はヤクザの事務所への殴り込み紛いなど相当な無茶もやっており、バーストの幹部は大部分がその時から付いて来ている者達である。横浜のウィザードと揉めた際の心労から入院する。真虎の裏切りに薄々感づいており、真虎の真の狙いを探るべくタツヒコにミネルバへの潜入を命じたが、入院中に真虎により点滴に塩化カリウムを注射され、心筋梗塞で死亡。

会社を大きくするために躍起になり、新人だったタツヒコを売ろうとするなど卑劣な一面もあった。しかし基本的には男気があり面倒見の良い性格で社員からの信頼が厚く、時正や関、タツヒコも慕っていた。スカウトという職業柄、酒があまり飲めないせいか強くなく、それが原因でトラブルを引き起こしたこともある。

真虎(まこ)
元バースト幹部。バースト在籍時は真虎派を率いていた。タツヒコの元上司で、パチンコ打ちに失敗して疲弊していたタツヒコに食事をおごってスカウトの道へ誘った。瞼と上唇に傷がある。タツヒコが困った時や危ない目にあっている時などは、タツヒコを助けるため密かに裏で動いている。洞察力が鋭く、相手にカマを掛けるのが得意。その為社長や他会社の人物からも一目置かれている。喫煙者で銘柄はセブンスター。

一見爽やかで優しそうな容姿をしているが笑顔で恐ろしいことを言ったり、葉山と意味ありげな会話をしていたりと、謎が多い。元々は神と共にミネルバ出身であるが、神がミネルバを離反する時についていった。これは尊が、兄・神を「守る」ために行かせたため。その為、バースト移籍後もライバル会社の社長で神が対立していた尊と交流、神の様子を報告していたが、そのことは神も把握しており、ミネルバからのスパイだと疑われていた。辰巳幸四郎と同じ髪型、顔の傷を持つ。早乙女朱美によれば、真虎を軸とした「大きな計画」が進行中だとされている。本作のキーパーソンとも言える人物。(以後の詳細は下記ミネルバ「真虎」欄参照)

馬頭冬偉(メズ トーイ)
(以前の詳細は下記ウォッチマン「馬頭冬偉」欄参照)ウォッチメン社長、元バーストネオ幹部。「すすきの監獄編」を経て「バーストネオ」幹部として入社し、タツヒコと森長と共に歌舞伎町へ戻った。「バースト奪還編」からはタツヒコと森長のズレた発言にツッコミを入れており、二人の良き理解者となっている。

多くの人脈を持ち、森長が美竹組組長の灰沢から消されそうになった時には、大兄(ターシュン 中国語で「兄貴」の意)や一期会・日下田会長というコネクションを使って、森長の殺害を阻止する。「新宿フィラリア」の解散後、改めて新生バーストの幹部として入社する。「歌舞伎町ピカレスク編」では日本に残り天野の資金源を探る。

森長千里(もりなが ちさと)
(以前の詳細はパラサイツ「森長千里」欄参照)元パラサイツ、元バーストネオの専務。「すすきの監獄編」で北海道へミネルバ北海道支部長・富士見がかつて属していた渋谷の愚連隊の長で、当時は「キラーウェポン・殺スケ森長」と恐れられていた。「バースト奪還編」まではタツヒコが設立した「バーストネオ」の専務をしていた。

「すすきの監獄編」では、パラサイツ時代に暴走して田無からクビにされた経緯から、北海道でミネルバと揉めた際には社長のタツヒコの意向を汲んで相手に土下座して侘びを入れるほどの成長を見せた。また、タツヒコが馬頭冬偉と対面した際には、馬頭の元にいた元警察官・熊比良セルゲイに叩きのめされるが、後に軽トラでセルゲイを撥ね飛ばし、バットを持ってとどめを刺してリベンジに成功。

この軽トラ攻撃はかつて自身が関から受けた制裁と全く同じ方法であり、制裁を行った森長は物凄く楽しそうに笑っていた。その後、タツヒコと冬偉と共に新宿へ戻る。「バースト奪還編」では元パラサイツとリモーラの社員達から成る「新宿フィラリア」の社員・複数人を1人で全滅させる。トナミとはかつては親友同士だった。

トナミとのタイマンに勝った後、樹海でトナミから解放され、直後にタツヒコとミレイの車で救出された。「バースト奪還編」の後、改めて新生バーストへ入社。「歌舞伎町ピカレスク編」ではタツヒコを救うために香港に向かい因縁の相手である灰沢と対峙し、ステゴロで殺意のリミッターを外し圧倒的な力で完勝した。

関玄介(せき げんすけ)
バースト在籍当時は幹部で、武闘派である関派を率いていた。バーストに入る前はヤクザをやっていた。タツヒコのことを普段は「タチュヒコ」と呼び、一刻を争う状況や真剣な話をする際は「タツヒコ」と呼ぶ。バーストの新人スカウトで遊ぶのが好き。右目に斜視を持っており、また大きな戦いの前には大便をするというクセがある。

ガサツでケンカっ早いが、シャブ中の女性を慰めたりと優しさも持ち合わせている。社長である神を「タヌキ」と呼ぶなど侮っているような態度が目立つが、過去に自分の所属していた組の組長に殺されかけたところを仕事で訪れた神に助けられ、バーストに入社したという経緯があり、心の底での会社への忠誠心と社長への信頼は幹部に相応しいものを持っている。

パラサイツと対決した際、森長を車で撥ねて大怪我を負わせた。「横浜王国編」にてウィザードのスカウトによりブロック塀で殴られ、7針縫う怪我を負う。その際、オールバックにしていた髪をバッサリ切り、坊主頭になる。眼鏡もこの時から着用していない。

ウィザードの社長である滝マサキとは幼馴染で、横浜市警に連行された時には関をウィザードの首魁に据えようとする滝によって釈放された。その後紆余曲折を経て、滝亡き後のウィザードを引き継いで自ら社長に就任し、彼の遺志を果たそうとするようになる。なお、滝のことは「マサキ」と名前で呼んでいた。(以後の詳細はウィザード「関玄介」を参照)

亀山(かめやま)
関派No.2で、関同様に武闘派。左の二の腕に和彫りがある。横浜王国編後は関の後釜として幹部となる。葉山曰く「一本気な性格」。関を尊敬しており、関脱退後も何かにつけて会おうとする。現在は時正や根駒と同様、スカウト一筋で活動している。「バースト奪還編」以後、関が率いる新生ウィザードに移籍。

時正(ときまさ)
バースト幹部で本部長。山城神の生前は彼の右腕的存在でもあり、入院中は社長代行となっていた。元々はミネルバ出身で神が独立すると供に退社。神同様酒は弱い。常にサングラスを着用しており(若い頃は着用していない)、温泉に浸かる時もサングラスをかけている描写がある。「バースト奪還編」にてシャブを扱うようになったバーストを嫌っており葉山からは冷遇され、省かれた扱いを受けたり急務を任されているが、それでもシャブには一切手を出さずスカウト一筋で活動していく方針を貫いている。

髪型はかつては長髪だったが、今は坊主頭。顔には仕事関係でできたと思われる切り傷がある。現在の役職はバースト社長(タツヒコ)の相談役。「時正」は、名字か名前か、あるいは源氏名かは不明だが、彼の名刺にも「時正」と書かれているのみである。

根駒崇(ねこま たかし)
元真虎派のNo.2。冷静な人物だが、ケンカを一喝しただけで止めるなど貫禄はある(第1話のタツヒコとチンピラのケンカを止めたのは彼)。「バースト奪還編」ではシャブを取り扱う葉山の方針を否定し、スカウト一筋での活動を通す時正を慕っている。現在はバーストのシステム部部長。

葉山豊(はやま ゆたか)
元バースト幹部。バースト在籍時には葉山派を率いていた。バーストに吸収合併されたスカウト会社・ハーレム出身。元シャブのプッシャー(売人)。真虎と度々密会していたが、その意図は不明。ヒデヨシにシャブのプッシャーになる事を勧め、ヒデヨシがヘマをしてバーストや紋舞会から追われている所を口封じのため洋介に殺させた。

また、横浜のウィザードの滝マサキとも繋がりがあり、タツヒコから「死んだはずのヒデヨシを見掛けたので探したい」と相談された時には彼を紹介した。表向きは冷静で頼れる先輩という印象だが、裏では狡猾で自己中心的な性格である。山城神が死んだ後はケツモチを美竹組の灰沢に依頼し、バーストの社長に就任。

「バースト奪還編」では美竹組からの指示を受けてバースト内でシャブの取引を行っている。ハーレム時代の同僚、九龍タケシからは「口先だけはいっちょまえ」と皮肉を言われ、時正からは「儲かる側に付くタイプ」と評され、灰沢と真虎からは陰で「利用し易い」と言われ、天野修善からは「山城の部下じゃなかったら殺してる(ヒデヨシのシャブ販売が露見し、天野に謝罪に行った際、『部下がやったことで自分は関係ない』と釈明したことに対し)」と吐き捨てられ、大麻と芥からは「自分達がいなければシャブを上手く売りさばけない」などと、陰で馬鹿呼ばわりされている。後にトナミに社長の座を奪われてしまう。モリケンと共に、地方から出直そうと車で移動中、関らの待ち伏せにあい、制裁をくらった。その後、関にモリケンと共に拾われ、現在はウィザードの社員。

牛尾忠利(うしお ただとし)
バースト幹部で、ハーレムとの抗争時に一度バーストを辞めた出戻り組。出戻る直前のタイミングで闇金に手を出し、その後は独自の手法で成り上がり、アカブタグループのオーナーにまでなる。が、それも全て周りの策略であり最終的には出資法違反で逮捕される。周りから信頼されているタツヒコを妬み、彼にバーストを裏切らせようと目論んでいた。しかし、一度バーストを辞めた理由は社長がタツヒコを売ろうとした卑劣さに嫌気がさしたためであり、本来は仲間想いな一面もあったが、闇金業で成り上がるにつれ、卑劣さが増していった。逮捕された後は改心し、タツヒコのことを素直に評価するようになる。愛車は(ベンツ・Gクラス)。

鼠賀信之介(そが しんのすけ)
バースト幹部で、出戻り組。牛尾の旧友であり、牛尾は大きいことを成すべき人間であり、そのために力を貸すと決意していた。牛尾が逮捕された後は、「タツヒコの力になることが牛尾の意志に沿うことだ」と考え、横浜王国編ではチームタツヒコの参謀的役割を担った。非常に頭が切れる。「バースト奪還編」で葉山が社長に就任してシャブを扱うようになってからのバーストを「クソ」と吐き捨てている。この時期はシャブを扱う葉山の方針を否定し、スカウト一筋で活動している時正を慕っている。おかかおにぎりが苦手で、小学生の頃に無理やり食べて嘔吐したことがある。現在は吉川らと共に『MZクルー』に移籍。

南ヒデヨシ(みなみ ひでよし)
ハーレムの葉山派に所属していたスカウトマン。 本名は古屋ヒデヨシ(ふるや ひでよし)。先輩のスカウトマンを押しのけてまで幹部に上がろうとするほど野心的な性格で、真虎に敵を作りやすいと分析されていた。タツヒコを異様にライバル視し、時には見下した態度もとるようになる。裏ではプッシャーグループとつながり、スカウトの立場でシャブをさばくこともしており、プッシャーとしてのし上がろうと目論んでいた。卑劣な手でバーストの幹部になったものの、シャブをさばいている現場を関に見られ、バースト内で疑いの目をかけられてしまう。

ついにはシャブの受け渡し現場をタツヒコにも目撃され、シャブを取り上げられ、取り返すためタツヒコとビルの屋上で直接対決をした。しかしケンカではタツヒコに敵わず、新宿から逃げるよう促された。しかし、他人を押しのけてものし上がるという目標は失っておらず、再起の決意を固めようとしていたが、新宿を去ろうとした時、自分をプッシャーの道に引きずり込んだ葉山が口封じのため洋介に指示をし、事故に見せかけて殺された。元々タツヒコとは学生時代の同級生で、いじめられっ子だったヒデヨシをタツヒコが助けていた。そこで自分より強いタツヒコにコンプレックスを持ち、同じスカウトマンとして強い対抗心を持つようになった。ヒデヨシ自身はタツヒコの事を気づいていたが、当の本人は最初は気付いていなかった。

川口洋介(かわぐち ようすけ)
元葉山派所属。タツヒコと同期で彼からは「洋ちん」という愛称で呼ばれていた。葉山の命令でヒデヨシを殺害。その罪の念により空っぽの人形のようになってしまう。その後ヒデヨシと同じ身なりをして同じ名前を名乗り、ウィザードのシャブのディーラーとなる。重度のシャブ中状態に陥っていたが、滝によってしがらみから救われる。最後は滝に拳銃で撃たれて死亡したかに見えたが、実際は防弾チョッキを着ており、生きていた。これは「シャブの取引の際の危機回避のため身に着けること」と「射殺されたように見えた場面では撃たれたように演技する」という注意を事前に滝から伝えられていた。その後、改めて素の状態でタツヒコと再会して新たな人生を始めることを語り合った。

犬飼幸二(いぬかい こうじ)
ホストクラブ・セクシーガイの元ナンバー2。理由があってバーストに入社しスカウトを始める。スカウトの方法は「色恋」。巧みな話術で女性を落とし、スカウトしていく。スカウトするためだけにアオイに嘘をつき、付き合うが、後にその気持ちにすら自ら嘘をついていたことに気付き、本気で付き合い、北海道に移住後結婚する。真虎と葉山の策略によって美竹組から拉致され、アオイと共に殺されかけるが、タツヒコの命懸けの協力もあって、何とか一命を取り留める。

その後、アオイと共に北海道へと身を移す。後にタツヒコがすすきのでバーストネオを立ち上げた際、タツヒコに力を貸す。北海道では馬頭からタツヒコ達の監視を命じられ、また朝河組に顔が利くなど、謎に包まれている部分も大きい。タツヒコが馬頭と面会した場面で、タツヒコを裏切ったことを明かす。その後、北海道に帰ってきたカエデに諭される。実はウォッチマンの社員で、その実務を1人でこなしていた(以後の詳細はウォッチマン「犬飼幸二」欄参照)。

井出登(いで のぼる)
犬飼と同期でバーストに入社、通称「イベサー」。現在の役職は中堅社員。何だかんだで、この同期の組でバーストに残っているのは井出のみである。一時は闇金に手を出していた。軽い性格で関の女に手を出してしまい、関からきつい制裁をくらった。入社当時はタツヒコを認めておらず、「自分は真虎さんの部下であってアンタの部下ではない」と言い切って自分の失敗を開き直ったり、スカウト業務よりも闇金に力を入れるなど自己意識が薄かったが、仲間達と様々な困難を乗り越えていき、心身共に成長していく。「バースト奪還編」ではシャブを扱うようになった葉山の方針を否定し、時正を慕っている。この頃より髪型を坊主頭からショートカットへ変えている。「歌舞伎町ピカレスク編」では、スカウトしようと声を掛けた女が紋舞会系列のデリヘル嬢であったため、後を追っていたデリヘル関係者に店の一室へ誘拐されたが、タツヒコの活躍により事無きを得る。また、このトラブルが天野レオとの出会いに繋がった。

鳥居(とりい)
犬飼と同期でバーストに入社、通称「トリくん」。親が超金持ちで、スカウトになった理由は「親に敷かれたレールを歩くだけの人生が嫌だった」から。金の力で女をスカウトしていくため成績は優秀だった。現在は新宿と横浜にあるキャバクラのオーナー。そのため真虎から除名を言い渡され退社した。お坊ちゃま気質で、何でも金で解決しようとする癖がある。スカウト時代はオドオドした性格だったが、オーナーの立場になると一転態度が大きくなるなど、ちゃっかりしている。

上草(うえくさ)
バースト幹部。葉山派。元ハーレムのスカウトマンで、スカウト会社ハウンドと関係がある。葉山のおかげで幹部になったらしいが、陰では葉山のことを「信用できないし、野心見え見え」と言い、あまり慕ってはいない様子。にゃんきんハウスの一件により、紋舞会にさらわれる。

佐竹(さたけ)
バースト幹部。葉山派。元ハーレムのスカウトマンで、スカウト会社ハウンドと関係がある。葉山のおかげで幹部になったらしい。上草といつも行動を共にしている。にゃんきんハウスの一件により、紋舞会にさらわれる。

大麻進(おおあさ すすむ)
「バースト奪還編」時のバースト専務。葉山と繋がっているが、実際は慕っておらず馬鹿呼ばわりしている。これに加え、「カタチだけでも葉山についていきたくない」と話している。鈴木トナミの後輩。「新宿フィラリア」の壊滅と共にバーストを去った。

芥純(あくた じゅん)
「バースト奪還編」時のバースト常務。葉山と繋がっているが、実際は大麻と同様に慕っておらず、馬鹿呼ばわりしている。大麻のことを「ススムン」と呼んでいる。鈴木トナミの後輩。大麻と同様、「新宿フィラリア」の壊滅と共にバーストを去った。

天野レオ(あまの レオ
紋舞会会長、天野修善の実子。「歌舞伎町ピカレスク編」の序盤で入社。以前は紋舞会系列のデリヘルのオーナーを勤めており、同デリヘルで働く女を井出がスカウトしたことから、仲間と共に彼を誘拐した。登場時は親父である天野修善をバックにデリヘル経営の仲間達と共に威張っていたが、どこかで親の七光りである自分のことを恥ずかしく思っていたようで、井出の救出に行ったタツヒコより「本当に血縁関係があるなら今すぐ親父を呼んでみろ」、「いつまでも親父に助けてもらっていて恥ずかしくないのか?」と活を入れられ、井出を解放し、仲間達と決別する。これを機会に改心し、中途半端な立ち居地の自分を変えたいという意思を伝えつつ、自身を説得したタツヒコへ尊敬の意を感じたことで義兄弟の契りを結びたいことを提案。タツヒコは「誰にも親の七光りと呼ばれたくない」と明確な意思を持つレオに応じ、兄弟分となる。デリヘルを出た後に井出に謝罪し、バーストへ入社した。

ハーレム
スカウト会社。社長の松方はかつてバーストに所属していた。後にバーストに潰される。

松方孝(まつかた たかし)
スカウト会社・ハーレムの社長。 元々はバーストの出身で、バーストを退社後にハーレムを立ち上げた。しかし、山城神の策略と葉山をはじめとしたハーレム社員一同から勘当され、ハーレムを消滅させられる。当時ハーレムの社員のほとんどはバーストに吸収された。その後、プッシャーであるヒデヨシのお得意様となり、薬物中毒に陥る。

ミネルバ
全国規模のスカウト会社。その社員数は総勢500人とも言われている。新宿では駅前広場をシマとする。新宿でのケツ持ちはバーストと同じ紋舞会。ただし、バーストは「歌舞伎町ピカレスク編」よりケツモチを持っていない。

山城尊(やましろ たける)
ミネルバの社長。真虎と繋がりがある。バースト社長の山城神の弟(腹違いで本妻の子)である。かつては兄の危機には自分の命も顧みずに駆けつけた。現在の兄弟仲は極めて不良であるが、本人曰く「向こうが一方的に嫌っているだけで、オレはずっと気にかけていた」とのこと。学生時代から不良だった神とは違い、優等生であった。兄の死後、行き場を失ってしまったタツヒコに「ミネルバの社長ではなく山城神の弟として」北海道行きを命じたが、後にバーストがケツモチを美竹組に変えたことについて議するため、歌舞伎町を徒歩で移動しているところを、真虎に拳銃で撃たれて死亡する。ミネルバ幹部の吉川によると、建前上は「美竹組の下っ端に殺された」ことになっている。吉川やミネルバ北海道支部長・富士見など、尊を慕う幹部は多かった。

真虎(まこ
(以前の詳細はバースト「真虎」を参照)現在のミネルバ社長。山城兄弟の死後、バーストを退社。同時期にミネルバへ移籍し、社長に就任。「バースト奪還編」までは葉山が率いていたバーストも裏で事実上支配しており、歌舞伎町の2大スカウト会社を事実上手中に収めていた。「バーストレクイエム編」にて辰巳幸四郎が自身をスカウトの道へ誘った恩師であったことが判明した。この時はまだ辰巳と同様の顔の傷が無く、髪型をロングヘアーにしていた。恩師の辰巳が殺されたことから、現在は復讐心に動かされている。辰巳の形見であるライターを常に所持している。

吉川哲(きつかわ てつ)
ミネルバ幹部にして三大派閥の一つ・吉川派を率いている。大阪府出身で関西弁を話す。若くして幹部に成り上がったため、他者からも一目置かれている。上京した日にぼったくり店で尊に救われ、また彼に魅せられ、ミネルバに入社する。気に入った人間にはとことん優しい。タツヒコとは公衆便所で知り合う。闇金編などでタツヒコに力を貸す。前社長の尊に深く信頼を寄せていた。それだけに、尊の亡き後のミネルバを「クソ」と評するなど、現在のミネルバへの失望は大きいものがある。

すすきので新スカウト会社・バーストネオを立ち上げたタツヒコと会うため、北海道に出向く。:尊を殺したのはタツヒコではないかと疑っていたが、すすきのでタツヒコと再会し、詳しい事情を聞いて誤解は解けた模様。「バースト奪還編」では「新宿フィラリア」がバーストとミネルバを争わせる為に鈴木トナミに誘拐されたが、バーストネオ一同、時政が率いる正統派バースト一同、ミネルバの百塚、影里、金らの活躍によって救出された。「歌舞伎町ピカレスク編」では、前社長の尊の死の真相を知る百塚と協力。裏を知る真虎、朱美を嫌っている。山城兄弟殺害の真相が明らかになったあと百塚らと共にミネルバを退社し、百塚が立ち上げたスカウト会社「MZクルー」に移籍する。ハーレーダビッドソンのバイクを所有している。

影里(かげさと)
吉川派のNo.2。首筋に洋彫りの刺青がある。吉川を慕っており、彼に危害を加えようとする人間には容赦はしない。フラフラと中途半端な性格(に見える)のタツヒコが吉川に気に入られていることが気に入らない。「闇金編」ではタツヒコ絡みで関から激しい暴力を受けたこともある。「歌舞伎町ピカレスク編」では山城兄弟殺害の真相が明らかになったあとミネルバを退社し、百塚が立ち上げたスカウト会社「MZクルー」に移籍する。

百塚裕(ももづか ゆう)
ミネルバ幹部にして三大派閥の一つ・武闘派の百塚派を率いている。社長の尊や、部下の金など近しい人物からは「裕」、「裕さん」と呼ばれている。副業として闇金融「アカブタグループ」のオーナーを営んでいた。警察に摘発されると察知するとオーナーの座を狙っていた牛尾に譲り、代わりに罪を被せる。その後は闇金で稼いだ金を使えるようにするために白金や朱美のホストクラブを利用して資金洗浄に勤しむ。スカウト業とは別の金融業及び資金洗浄の件に関しては原木を部下に従えている。色黒の坊主頭で両胸に刺青を入れている。「バースト奪還編」以降は髪型を辮髪にしている。

奇抜な文字(『警視庁』、『夜露死苦』、『誠意』など)の書かれた扇子を持っていることが多い。顔が広く、バーストの真虎や関とも親しい関係であった。実質ミネルバのNo.2で、尊が引き継いだ直後から彼の側近として活動していた古参の幹部。小柄ではあるがケンカは相当強い。その強さは元バーストの武闘派・関からも一目置かれるほどであり、ハウンドのスカウトマン達十数人を一人で倒したこともある。粗暴な人物だが、タツヒコを気に掛けていたリカを心配し、大切に思い遣るようにアドバイスしたことがある。「バースト奪還編」では誘拐された吉川を助けるべくタツヒコに協力した。

その際、「社長(山城尊)が信頼したなら問題無い」という心境をタツヒコに明かし、彼を素直に評価した。「歌舞伎町ピカレスク編」では前社長の尊を真虎が殺害したことを知っており、吉川と共にバーストを訪れ、真虎の誘拐・共闘を提案した。また、新生ウィザード社長の関とも連絡を取り続けており、バーストと同じようにウィザードにも共闘を提案した。山城兄弟殺害の真相が明らかになったあと吉川らと共にミネルバを退社し、スカウト会社「MZクルー」を立ち上げ、社長に就任する。

金大英(きむ だいえい)
百塚派のNo.2でありミネルバ幹部。アジア系の在日外国人。ニックネームは「ダイエイ君」で、百塚からは「大(だい)ちゃん」と呼ばれる。一見穏やかに見えるが、百塚派であることから暴力的で過激な行動に出ることも多い。元パラサイツ、現「新宿フィラリア」のユータとは地元が同じで、「バースト奪還編」では誘拐された吉川を救出すべくユータと喧嘩をし、苦戦しつつも勝利した。また、百塚と同様に「社長(山城尊)が信頼したなら問題無い」という心境をタツヒコに明かした。「歌舞伎町ピカレスク編」では前社長の尊の死の真相を知る百塚、吉川に協力。山城兄弟殺害の真相が明らかになったあと百塚らと共にミネルバを退社し、百塚が立ち上げたスカウト会社「MZクルー」に移籍する。

白金玲司(しろかね れいじ)
ミネルバ幹部にして三大派閥の一つ・白金派を率いている。ホストクラブ『スコーピオ』(「歌舞伎町ピカレスク編」以後はホストクラブ『プラチナム』)の代表でもある。真虎や朱美と繋がりがある。矢野霞をホストにはまらせ、水商売の道を進めたのは彼がきっかけ。百塚と手を組み、違法に稼いだ金の資金洗浄に加担している。

早乙女朱美(さおとめ あけみ)
(以前の詳細はその他「早乙女朱美」欄参照)ミネルバ幹部、ホストクラブ「ザクロ」のNo.2。作中で、年齢が判明している数少ない人物(辰巳殺しの罪を被った1996年に16歳。『歌舞伎町ピカレスク編』が始まった2005年に25歳)山城尊の死後、ミネルバに新幹部として入社。過去には辰巳幸四郎を殺した犯人だとされ服役していたが、実際は罪を被っただけである。真虎、白金と繋がりがある。

真虎に対する忠誠心の強さとタツヒコに対する憎悪の気持ちは変わらないものの、「歌舞伎町ピカレスク編」にてホスト通いによって借金が積み重なった矢野霞のスカウトを担当し始めた際、「身体を売って稼ぐか必死に夢(アキバ系アイドル)を追って稼ぐか、いずれかを選べ」と彼女に提言し、面倒見の良い意外な一面を見せたが、結局は龍彦を排除すべく利用しただけに過ぎなかった。関によって重傷を負わされた真虎の入院中、単独で龍彦殺害を企て、魚沼兄弟に作らせた爆薬を用い、霞の面接に立ち会った龍彦をビルごと爆発させるが、龍彦の機転により失敗。逃走を試みるも下里に捕らえられ監禁されるが、龍彦および霞の懇願により解放される。その後、真虎に「俺はもう降ります」とのメールを残し、霞と共に東京を離れる。

辰巳幸四郎(たつみ こうしろう)
ミネルバの創立者で、初代社長。作中で、年齢が判明している数少ない人物(ミネルバを創設した1992年に26歳。殺害された1996年に30歳)。1992年に当時は存在しなかった「スカウト会社」を設立した。ケツモチを作らない方針で、汚いしがらみの中をもがきながらも汚れない何かを持ち、馬頭からは「白鳥(スワン)のよう」な人物だったと評される。1996年4月1日に早乙女朱美をレイプしようとして逆に朱美に抵抗され命を落としたとされている。真虎と同じ顔の傷を持つ。殺害の真相は、伊和丸の指示で天野修善が柚木組の組長を射殺した現場を偶然目撃してしまい、口封じのために天野が山城兄弟を使って辰巳を襲わせたというものである。警察官を志していたようで、桜井とは警察学校で同期であったが警察の目指す「正義」に疑問を感じ中退した。

ミネルバ北海道支部

富士見丈(ふじみ じょう)
ミネルバ北海道支部の支部長。かつては渋谷で森長が率いていた愚連隊に属する下っ端的存在であり、このことは周りには隠している。

高野友里(たかの ゆうり)
ミネルバ北海道支部のNo.2。犬飼から殴られる。

那須圭太(なす けいた)
ミネルバ北海道支部のNo.3。ミネルバ幹部の吉川哲と関わりが深い。ベンツのGクラスに乗っている。

小谷マコト(こたに マコト)
ミネルバ北海道支部の社員。すすきのでスカウトしているところを、森長に拉致される。東京や北海道の事情に詳しいことから、森長に「ハカセ」と名付けられる。森長に屈たた富士見に一方的にミネルバを解雇された後、バーストネオに入社する。その後、警察に逮捕された犬飼が釈放されるまで北海道に留まって面倒を見ることをタツヒコ達に伝えた。

パラサイツ
渋谷を拠点とするスカウト会社。ケツモチは美竹組。一度はバーストと共存する形での手打ちがまとまったが、最終的に田無が逮捕されて消滅した。

田無武(たなし たけし)
パラサイツ社長。元々は新宿でスカウトをしていた。森長からは「タケちゃん」と呼ばれていた。葉山によると、新宿時代は「頭も切れるし話も分かる人物だったが、どこかぱっとしなかった」とのこと。暴力事件を起こして留置場に拘留されていた森長の保釈金を払い、彼が部下になった後から渋谷で名を成すようになった。

自分が必死にまとめた話を何かとトラブルを起こしてかき回す森長に対して「社長の座を狙っているのだろう」と絶縁を宣言する。この件に関して、関は「少しトラブルがあってくらいで会社の暗部である森長を切ったのは間違いで、田無はこの世界に向いていない」と発言している。が、美竹組組長土屋を刺した森長を美竹組から助ける事を条件に、ヒットマンとなった。現在は服役中である。

灰沢からは「出所したら幹部の席を用意する」と約束されている。「バースト奪還編」では森長とトナミのタイマンの途中の回想で再登場。この回想の時、過去にミレイが悪徳マネージャーからある芸能会社の社長へ枕営業を強要していた際、森長と共にミレイを強姦していた社長とマネージャーへ鉄拳制裁を与えていたことが明らかになった。

森長千里(もりなが ちさと)
パラサイツの中心人物(専務)。筋肉質の長身でケンカが非常に強く、タツヒコとタイマンで互角だった数少ない人物である。在籍当時のパラサイツは実質、彼を中心にした愚連隊と化していた。左腕にトライバルの洋彫りが何重にもあり、後に鈴木トナミによって彫り込んでもらったことが判明する。大柄で洋彫りのある左腕、喧嘩が強いという特徴から粗暴な人物に思われがちだが、実際は義理堅く友情に熱い純情な男。語尾に「ナリ」を付けたがる癖があるが、緊迫した時には口調が荒くなる。留置場に拘留されていた所を田無が保釈金を払って助けたことにより、彼に対して絶大な忠誠心を抱いている。

しかしながら、その行き過ぎた行動のため、次第に田無に煙たがられるようになり、絶縁に至った。そうした背景にも拘らず、その後も美竹組組長の土屋を刺したりと、彼の田無への忠誠心は変わらなかった。後に北海道の「ねはんの宿」で働くタツヒコと再会し、拳を交えた後、彼と2人でスカウト会社「バーストネオ」を立ち上げる。かつてパラサイツの幹部であったことから、スカウト会社の実務を一通りこなせるなど、意外に器用な一面も持つ。『ドラクエ』がお気に入り。田無絡みの事件などからヤクザを嫌っている。(以後の詳細は上記バースト「森長千里」欄参照)

チバ
パラサイツの社員。愚連隊時代からの森長の部下。長髪の髭面が特徴。カエデ・アオイ姉妹を巡り、タツヒコ・犬飼らとモメる。犬飼を圧倒する喧嘩の腕の持ち主であったが、タツヒコに一撃で沈められた。この事がバーストとパラサイツの抗争のきっかけとなった。

ユータ
「バースト奪還編」で登場。元パラサイツの社員。現在は「新宿フィラリア」で活動している。ミネルバの吉川を誘拐した際、居場所を突き止めた金に見つけられ、タイマンを張るものの敗れる。この際にミネルバの金大英から地元が同じであることを明かされた。

鈴木トナミ(すずき トナミ)
元パラサイツの社員。現在はスカウト会社「新宿フィラリア」の社長。体を鍛えることが好き。セックスした相手の女のショーツの匂いを嗅ぐことでテンションが上がる性癖を持つ。元パラサイツ、現バーストネオ専務の森長千里とは親友同士の関係にあり、彼の左腕にトライバルタイプの刺青を彫り込んだ。現在はフィラリアで活動し、森長やバーストネオを潰しに掛かっている。灰沢の協力により、一時期バーストの社長に就任する。樹海で森長とタイマンを張り、敗北。わだかまりが消えた後は森長を解放した。その後、新宿に戻った際にミレイに侘びと心情を吐露し、歌舞伎町を去る。

ウィザード
横浜を拠点とするスカウト会社。横浜では「タキ王国」の異名を取るほどの勢力を誇り、他のスカウト会社の進出をことごとく跳ね返していた。警察ともつながりがある。かつてのケツモチは宝来会・雛野一家。しかし、最終的にバーストの横浜進出を許して勢力は弱体化。滝の死後、現在は関が新たな社長になり、再建を果たす。再建当時の社員は関、ハネマン、佐藤大臣の3名。その後、「バースト奪還編」ではタツヒコ達が歌舞伎町に戻る約3ヶ月前から都内へ進出。自社の勢力の拡大を行いつつタツヒコが率いる「バーストネオ」と共に「新宿フィラリア」の壊滅を進めつつ、当時のバーストを叩き直すべく奮闘した。

滝マサキ(タキ マサキ)
ウィザードの社長。背中一面にガレオン船の洋彫りがある。横浜において他に並ぶ者がないほどの権勢を誇る。しかしそれは、警察への莫大な付け届けや雛野一家総長の田坂の暴力に耐えることなどの上に成り立っているものであり、そのためにはシャブなど自身の好まない手段をも取らざるを得なかった。それらも全てはかつての親友・関との間に交わした「将来何か大きな事を成し遂げる」という約束を守るためであった。関のことを「玄ちゃん」と呼んでいた。

田坂に受けた暴力によって、全ての奥歯を失っている。ヒデヨシを殺した念から空っぽになってしまった洋介に何らかのシンパシーを抱いた模様で、洋介をウィザードのシャブのディーラーとして囲っていた。横浜進出を狙ったバーストと揉めた際に幼馴染の関が見守る中でタツヒコとタイマンを張り、その後関とタツヒコに自身の胸中を言い伝え、飛び降り自殺する。

関玄介(せき げんすけ)
(以前の詳細はバースト「関玄介」を参照)以前はバースト幹部。武闘派である関派を率いていた。「横浜王国編」の終盤、滝の意思を果たすべく社長に就任。残ったハネマンと佐藤大臣と共に新生ウィザードを設立。滝の死後、一旦新宿へ戻って心筋梗塞で入院している神の見舞いへ行き、「今までお世話になりました」と丁寧語で挨拶した。 現在は新生ウィザードの社長。「バースト奪還編」ではタツヒコ率いるバーストネオ一同、時正率いる正統派バースト一同と共に新宿フィラリアを壊滅すべく、かつての「バースト」在籍時と変わらぬ行動力で戦った。この時には髪型をオールバックにしていた。なお、「バースト奪還編」の後、敵だった葉山とモリケンを引き取っており、面倒見の良い一面を見せた。

ハネマン
ウィザードのNo.2。見た目は日焼けした肌、ヘアスタイルは金髪を立てており襟足は長め。両胸にかけて和彫りがある。敵対する者に対しては容赦なく、攻撃的な性格。目上の人物に対しては、普段の彼からは想像できないほど落ち着いた丁寧な対応をする(かつて敵対したタツヒコも味方側になったときの彼の態度に驚いていた)。滝の遺志に沿って、関と佐藤と共に新生ウィザードの種火を残す。「バースト奪還編」でパチンコ屋にいたタツヒコと再会。バーストネオ一同へ現在の歌舞伎町のスカウト会社の近況を伝え、「モリケンが作ったものは一つ残らずブッ壊したい」という意思を伝え、バーストネオとウィザードが共闘して「新宿フィラリア」を潰すことを提案する。

モリケン(本名:森田建水 もりた けんすい)
元ウィザードのNo.3。見た目は日焼けの金髪坊主頭。滝の死後、新たなスカウト会社「リモーラ」を立ち上げる(社名は「バースト奪還編」で判明)。「バースト奪還編」では田無と森長が去ったパラサイツの残党と共に設立した新たなアングラ系スカウト会社「新宿フィラリア」で、会長として活動していた。「バースト奪還編」の最後で地方に下ろうとしているところを関らの待ち伏せにあい、制裁を食らう。その後は関に拾われ、新生ウィザードに入社した。

佐藤大臣(さとう ひろおみ)
ウィザードが東京進出の際に新宿で活動するダミー会社「999(スリーナイン)」の代表。当初はナリを潜めていたが、紋舞会をケツモチにつけてからは頭角を現し、バーストの契約店を次々に襲撃、なおかつ鞍替えさせた。滝失脚後は、モリケンにはついていかず、ハネマンと共に関につく。

コージ
ウィザードで監禁されたタツヒコを見張る。アリサの面倒役でもあり、滝の命令が優先するとはいえ彼女の言うこともよく聞く。そのことから、これまでに幾度か、滝から暴力を受けたこともあった。それでも滝やウィザードへの忠誠心は高い。アリサ曰くケンカ黒帯。

栗坊(くりぼう)
モリケン派のNo.3。見た目は坊主頭。ハネマンのことを煙たがっており、滝の存命中からモリケンに対して独立を促すような発言をしている。

ハウンド
新宿に進出し始めた、ヤクザ(美竹組)直系のスカウト会社。区役所通りをシマとする。

九龍タケシ(くりゅう タケシ)
ハウンド社長。美竹組の若中でもある。事務所に犬を飼っているほどの犬好き。金城と共に「にゃんきんハウス」を経営する。元ハーレム社員で松方のことを慕っていたためバーストには属さずにいた。服役中にハーレムがバーストに吸収されたようで松方を裏切った葉山のことを嫌っている。灰沢とは以前から盃を交わしており、美竹組の組長が灰沢に替わった時に正式に美竹組の構成員になった。

灰沢に心酔しているが、女癖の悪さから美竹組と紋舞会の紛争の「火種」として灰沢から割腹を命じられ、死亡する。金城曰く「ムリヤリ犯さないとコーフンしない」という性癖を持つらしいが、リカと付き合っていた時だけは真面目に交際しており、灰沢の命令でミネルバと揉めるための火種を作る際、百塚を呼び出すためリカの誘拐という策をとったが、金城に襲われないようにするために「にゃんきんハウス」の鍵付きの部屋にリカを普通の状態で入れておくなど最後までリカのことを気遣っていた。これまでの自分の女性に対する数々の悪事に対しては「自分と金城は早死にすると思った」と罪悪感を抱いていた。

ウォッチマン
契約店が紹介料の名目で警察に顧問料を支払う際、その店と警察の間に入って顧問料の受け渡しを代行する「ケツモチ代行店」。すすきの最大のスカウト会社でありながら、実際にはスカウト活動を行なっていない。

馬頭冬偉(メズ トーイ)
ミネルバの創立メンバーで、真虎にスカウトのイロハを教えた人物。馬頭夏明の腹違いの弟で、母親は日本人。現在は札幌で飲食店や旅行代理店などを手広くやっている「馬頭グループ」のトップであり、すすきの最大のスカウト会社「ウォッチマン」の社長。かつてはミネルバ創立者である辰巳幸四郎の右腕だった。現在は「生きた死人=亡霊(ゴースト)」とも評され、駄菓子を好んで食べる。タツヒコとのタイマンの最中、北海道警に花火をぶつけたタツヒコに辰巳幸四郎の面影を重ね、改心する。その後はバーストネオの幹部になり、タツヒコと森長と共に歌舞伎町へと舞い戻り、タツヒコの参謀として活躍。(以後の詳細は上記バースト「馬頭冬偉」欄参照)

熊比良セルゲイ(くまひら セルゲイ)
元警察官で、現在は馬頭のボディガード。ノー・ダメージで森長を一蹴するなど、無類の強さを誇る。後日、森長に軽トラで撥ねられ、重症を負う。

犬飼幸二(いぬかい こうじ)
(上記バースト「犬飼幸二」欄参照)北海道に渡ってから、アオイとカエデの借金を返済するべく、馬頭の下でウォッチマンとしての実務を実質一人でこなす。タツヒコを裏切った後、カエデの言葉により改心し、再びタツヒコの仲間となる。馬頭の罪とタツヒコが北海道警に花火をぶつけた罪の両方を被ることで、2人に恩返しをする。

MZ(エムズ)クルー
山城兄弟殺害の真相が明らかになったあとミネルバを退社した百塚が立ち上げたスカウト会社。ケツモチは無し。社員は全員、今まで起きた事件からミネルバに見切りを付けて百塚に付いていくことを決意し、移籍してきた人物。打倒ミネルバを掲げている。

百塚裕(ももづか ゆう)
吉川哲(きつかわ てつ)
金大英(きむ だいえい)
影里(かげさと)

ヤクザ
天野修繕(あまの しゅうぜん)新宿をナワバリにする「紋舞会」の会長(組長)。飄々としているが策略を張り巡らし、邪魔な人間は容赦なく切り捨てる。山城神とは昔からの付き合いで可愛がっていると言うもののその裏でいつでも切り離す段取りをつけている描写もある。若い頃は歌舞伎町で暴れており、その武勇を見込まれた現・柚木組組長の井和丸剛にスカウトされ側近となる。

井和丸の命令で当時の柚木組組長を暗殺し、その見返りとして紋舞会の組長に推薦され就任。しかしその際に殺害現場で辰巳とすれ違い顔を見られてしまう。口封じのために辰巳の部下であった山城兄弟に辰巳殺害を命ずる。この事から真虎からは命を狙われており、一連の騒動における黒幕である。新宿にある古い定食屋のサバ味噌定食を好んでおり、定期的に食べに行く描写が多々見受けられる。

下里(しもさと)
紋舞会若頭でナンバー2。天野の側近中の側近であり右腕的存在。目の色がそれぞれ違うことから片方は義眼と思われる。好戦的な人物が多い紋舞会の中では冷静で知性的な人物。天野からの信頼も厚い。組織の金庫番も務めており、柚木組の次期組長の座を争った騒動の際の裏工作を率先して実行した。紋舞会に探りを入れる馬頭を逆に罠に嵌め背後を取り、同行していた卯月に馬頭の射殺を命じるも卯月の裏切りに遭い、逆に射殺された。

天野大河(あまの たいが)
紋舞会舎弟頭であり天野修繕の実子。レオは実弟。普段は外国(香港)を拠点に活動しており、「大河運輸」という貿易会社を経営している。主に密輸を稼ぎにしており、資産は400億円にも上る。香港警察や地元マフィアには多額の賄賂を贈り犯罪行為を見逃してもらっている。

父親の威光に縋らず、若手ながらも他のヤクザからも一目置かれるやり手であり、頭目争いする柚木組の堀田に寝返ろうとした中国マフィアの集団を躊躇なく機関銃で虐殺する冷酷さも持ち合わせる。その為か弟のレオからは少し距離を置かれていた。中国マフィアの秘密を握るリョーコと逃がしたタツヒコを始末しようと2人を追っていたが、再会することなく真虎に始末された。

綱川(つなかわ)
紋舞会舎弟頭補佐。顔に大きな刃物傷がある強面。暴走族「横須賀暴流徒(よこすかボルト)」に絡まれて応戦するも撲殺された。

三浦(みうら)
紋舞会舎弟頭補佐。ククリナイフの様な形をした大きな刃物を武器に単身敵地へ殴りこむ紋舞会屈指の武闘派。同じ舎弟頭の綱川とは深い絆を持ち綱川の死を甚く悲しんだ。横須賀暴流徒と、襲撃を命じた希崎組の組長・希崎一國を殺害し仇を取る。香港での裏金密輸の陣頭指揮を執り、ダミー船を用意して警察を翻弄した。この事で警察に逮捕されるも短期間で釈放される。しかしその間に計画が失敗して紋舞会は崩壊、幹部ら数名と共に自決した。

金城
紋舞会の構成員。シャブを取り扱っている。ハウンドの社長であり美竹組の若中の九龍タケシとは幼馴染で、幼い頃から共に悪事を働いてきた。現在は「にゃんきんハウス」を共同経営している。タケシ同様「ムリヤリ犯さないとコーフンしない」という性癖を持つが、その度合いはタケシ以上の鬼畜。タケシの彼女であったリカを無理やり犯してタケシと別れさせている。

部下の上草と佐竹に女性を攫わせ監禁し、シャブ漬けにして売春を強要させている。「にゃんきんハウス」に乗り込んだタツヒコを襲撃し、チェーンソーでバラバラにして焼き殺そうとするが、タケシと共に現れた灰沢に捕まり、自身が所持していたナイフでタケシは割腹。それを金城の仕業に見立て紋舞会との抗争の火種として利用された。その後は美竹組に攫われ詳細は不明。

土屋(つちや)
新宿を仕切っている美竹組の組長。関を黙らせるだけの迫力を持つ武闘派のヤクザ。パラサイツのケツモチをしており、バーストとの抗争の際に現われる。バーストを吸収し新宿進出を狙うもバースト側は紋舞会の天野に間を取り持って貰い、天野の提案で逆にパラサイツを見放しバースト側を支持することに。

しかし真虎が仕掛けた策に乗じる形で犬飼とアオイを攫い今度はバーストのみに圧を掛ける。タツヒコらを拉致した美竹組だったが、同時刻、天野と会食中の土屋を裏切った報復として森長が襲撃。一命は取り留めたものの入院中に部下の灰沢に裏切られ射殺された。若い頃はかなりの武闘派で、灰沢も慕っていたが組が大きくなるにつれ日和見することが多くなり、灰沢を失望させたことが殺害に繋がった。

灰沢(はいざわ)
美竹組の若頭。青春時代のほとんどを刑務所で過ごして来たという生粋の悪。その悪人っぷりを土屋に認められスカウトされて組に入った。人を殺すことに何の躊躇いもなく、尚且つ殺し合いに「生」を感じる異端者。自身を慕っていた部下の九龍タケシも平然と切り捨て利用した。バーストとの抗争では犬飼とアオイを拉致する実行犯を務めた。

脱走を企てたタツヒコを阻止し、バーストの命令で来たと吐かせるようと拷問したが、吐かないタツヒコに業を煮やして銃殺しようとするも、寸前のところで土屋襲撃の報を受け、土屋を優先するために3人を解放した。その後は前述のとおり土屋を暗殺。その罪を襲撃した森長に擦り付け、森長を庇う田無に森長のダミーを射殺させた上に罪を被せ警察に出頭させた。この事が「親の仇」として功績と認められて組長に就任。その後は土屋がいた頃よりも勢力を伸ばすことに貢献。また真虎とも繋がるようになり、山城兄弟の殺害に関与した。

紋舞会との抗争のきっかけを作ったやり方については紋舞会下里から「見事」と評した程、計算高く頭も切れる。後に土屋殺害の真犯人とバレてしまい、柚木組の日下田に割腹を命じられるが一切の中途なく腹を切ろうとする胆力を認められ、親殺しの罪を黙認する代わりに天野降ろしを命じられる。

天野と頭目を争う堀田の協力を得て、上海で天野を狙うも先にタツヒコらと対峙。因縁の相手である森長とは素手での勝負をするも本気を出した森長には敵わず、拳銃で応戦しようとした直後に応援に来た馬頭夏明に射殺される。しかし最期まで死への恐怖を感じさせず、不敵な笑みを浮かべたまま絶命した。

田坂(たさか)
神奈川全域をシマにする暴力団・雛野一家の総長(組長)。かなり粗暴な人物で、滝には日常的に激しい暴力を働いている。覚せい剤の常習者で、ヒステリーになると手が付けられない。神奈川県警の浄化作戦により、警察の汚職も含めてすべての罪を被されてしまい逮捕、失脚した。

荒井(あらい)
雛野一家の若頭。田坂失脚後に総長の座に就く。口封じのため砂子を始末する。

塙(はなわ)
北海道唯一の組・柚木組傘下の朝河組組長。見た目は全く普通のサラリーマン風の男。タツヒコと森長はその風貌に騙され組長と知らず無礼を働いてしまう。見た目通り普段は至って普通の生活を送っており、組員には黙って一人で街中を散策する自由人。

花沢しずか(はなざわ)
朝河組若頭。女性的な名前とは正反対の風貌を持つ厳つい男。

日下田光政(ひげた みつまさ)
一期会会長及び柚木組舎弟頭でナンバー3と目される。葉巻とワイン(ロマネコンティ)を愛好し、関西弁で話すのが特徴。福健マフィアの馬頭夏明と親交がある。馬頭冬偉の垂れ込みにより灰沢の土屋殺しの件を立証し自決を命ずるも、逆に灰沢を使って天野を消すことを画策。表向きは柚木組次期組長に堀田を推薦する動きを見せているが、その一方で堀田に否定的な井和丸の意見に賛同するなど真意を見せない。

一度は灰沢を使って天野を消そうとしたものの、その後は堀田の目の届かぬところで天野を推薦する仲立ちをしていた。灰沢死亡後、焦った堀田に天野の暗殺を頼まれるも拒否し、その場で堀田を殺害。さらに天野の計画も潰えたことから堀田殺しの罪を紋舞会に被せた上で紋舞会殲滅の陣頭指揮を執り、その功績から組長の座に成り上がった。

堀田正義(ほりた まさよし)
柚木組若頭でナンバー2。時期組長と目される人物。組随一の暴力性を誇る武闘派ヤクザ。しかしその凶暴さが堀田の良さでもあり弱点であると自他共に評されている。組長の井和丸からもその点を指摘されており、次期組長になることを渋られている。頭目争いの相手である天野を疎ましく思い、天野の挑発に乗る形で大勢の組員が見ている前で天野を袋叩きにする。

しかしこれは周囲の評判を下げるための天野の作戦であり、本人もわかっていながらも引き下がれないと渋々暴力に応じるしかなかったと語った。日下田から紹介された灰沢と組み、灰沢を天野のヒットマンとして香港に送り込んだ。また香港で大河が囲っている中国マフィアを賄賂で裏切らせようと画策したが大河に見抜かれて、逆に堀田派に寝返った中国マフィアを粛清される羽目となる。追い打ちをかける様に灰沢も死亡したため、日下田にまで天野暗殺を命ずるも堀田に見切りをつけていた日下田から銃を渡したその場で発砲され、呆気ない最期を迎えた。

井和丸剛(いわまる ごう)
日本最大の勢力を誇る柚木組の組長。現在は高齢と病気のために引退間近となっている。老いたとは言え大物中の大物らしく貫禄は衰えない。柚木組本宅に忍び込み迷い込んだタツヒコと会話、タツヒコに何か感じることがあったのか、一切の危害を加えず解放した。 舎弟頭時代に歌舞伎町のチンピラであった天野を見込み、自身の側近に起用した。当時の組長を殺害させて頭目争いに勝利、同時に天野を紋舞会の組長に就任させた。自身の後任も天野を推している。

ヒロイン

裕香(ゆか)
新宿の人気キャバクラ嬢。タツヒコとはひょんな事から知り合い、以後よき理解者となる。空手の有段者であり、腕っぷしはそこそこある。タツヒコが落ち込んでる時に駆けつけては励ます心の広い人物であり、勤務態度の悪いマユミのことも決して悪くは言わなかった。ヤクザの組長の愛人でありマンションを与えられている。

アゲハ
風俗嬢。勤務していた風俗店の店長から暴力を受けていた際に助けてくれたタツヒコに惹かれ恋人同然の付き合いをする。しかし店長からはシャブ漬けにされており、重度の中毒者でその事はタツヒコには隠していた。その後タツヒコの紹介で別の店に異動したものの、覚せい剤欲しさのためにタツヒコには黙って古巣に戻っていた。

紹介した店で無断欠勤が続いたことを不審に思ったタツヒコは先の一件の店長に目星をつけ店に殴り込む。しかしそこにいたのはシャブによって廃人と化していたアゲハの姿であった。一旦はタツヒコのことに気づかなかったアゲハだったが、タツヒコに自身の「隠し事」を明かした店長をその場にあった刃物で刺し、自分の力ではどうすることもできないと警察に自首し、幕を引いた。

タツヒコにとってもアゲハの一件は大きな影を落とし、アゲハのことを知ろうとしなかった自分の責任であると悔いた。その後登場する女性に対しても親身に接したのは一人でもアゲハのような子がいてほしくないという思いもあったからである。刑期を終えてタツヒコと再会するところで今作は終了した。

カエデ
六本木にあるキャバクラのナンバー1ホステス。気丈な性格で妹のアオイにも当たりきついが、妹に甘い一面もあり姉妹仲は良好。アオイと共に渋谷に買い物している最中にAVスカウトとして活動していたタツヒコと犬飼に出会う。そこで犬飼とパラサイツのいざこざに巻き込まれるも、タツヒコがパラサイツのスカウトマンを一蹴した腕っぷしを見込み、タツヒコの紹介でAVにいくことをダシに自身に言い寄る悪質な客への制裁を依頼する。しかし、AV女優になるつもりは端からなく、一通り働かせた後はタツヒコらの情報をパラサイツに売り、タツヒコを切り捨てた。裏切られたタツヒコは逆にカエデの身を案じ(人を騙し続け、金に執着する様をヒデヨシとダブらせたため)、パラサイツ側につくことに注意を呼び掛けた。なおこの騒動がバーストとパラサイツとの抗争を進めることとなる。

その後しばらくは、タツヒコとパラサイツとも関係を絶っていたが、アオイが美竹組に拉致されたことをきっかけに知らせに来たタツヒコと再会。はじめはタツヒコの呼び掛けに無視、妹を見捨てる素振りを見せたが、タツヒコはカエデが本心ではないと見抜き、単身アオイ(と犬飼)を救出しに行く。それを受けて、タツヒコらが灰沢ら美竹組に殺されかかる寸のところで登場し、自身がキャバクラで稼いだ5千万円と妹の交換を持ち掛ける。脱出後は、犬飼にアオイを託し、自身は当初の約束通り、タツヒコの紹介でAV女優に転じた。

キャバ嬢になる前は義父による暴力に怯える生活を送っていたが、ある時両親が死亡(心中と思われる)、借金とともに自宅をカエデが相続したため、1億の借金を背負い返却するためにキャバ嬢になった。本来、親の遺産を相続しなければ子は借金を肩代わりする義務はないが、アオイのことを思い、実家を相続したためであった。またタツヒコを一度裏切る際も、黙って姿を消すこともできたが、直接裏切ったことを伝えるなど、筋を通す優しい人物であった。北海道編で再登場を果たす。その際タツヒコを裏切った犬飼を叱った。

小野マユミ(おの マユミ)
「闇金編」のヒロイン的存在。偶然出会ったタツヒコに借金返済のために仕事を紹介してくれと頼んだことがきっかけ。「お姫様でいたい」と浪費を重ね、なおかつロクに仕事もせず、借金を返済するために別の金融業者からも金を借り・・・を繰り返す多重債務者。しかし、本人に至って能天気で現実味がなく、なおかつ仕事を選んでいた。風俗は嫌だと言い切ったため、裕香のツテを頼り同じ店で働くこととなったが、我儘で素直な性格が仇となりうまくいっていなかった。そんな最中、タツヒコの目の前で自殺未遂を図るも、死にきれず、再度タツヒコに身を任せることに。井出の紹介で、闇金業者の原木に相談を持ち掛ける。

その際に原木がマユミの借金を代返する代わりに、勤め先のキャバクラの従業員名簿を盗めと指示される。借金苦から逃れたかったマユミはタツヒコには内緒でその案を受け、理由をつけてタツヒコに紹介されたキャバクラを転々とし続け、各店の名簿を盗み原木に流し続ける(しかし、一連の悪事のおかげで自身の借金は完済できている)。あるキャバクラで名簿盗みに失敗して、捕まるも隙をついて脱走。そして牛尾に拉致されてしまう。牛尾は原木にオーナー命令と騙し、タツヒコをおびき寄せる餌としてしばらくは原木の下で生活を送っていた。マユミもタツヒコを騙していた罪悪感から、タツヒコを遠ざけていた。事の終結後には果たせなかったタツヒコとの海デートを果たしている。

葉月ホタル(はづき ホタル)
すすきののキャバクラ嬢。当初は冷血な女と称されていたが、実際は面倒見がよく、正義感の強い人物であった。馬頭にタツヒコを嵌めることを依頼されるが、結局最後までタツヒコの味方になっていた。父親は北海道県警の重役。父親が汚職に手を染めていたことに心を痛め、汚職事件の真相解明を狙う桜井に協力する。

矢野霞(やの かすみ)
秋葉原の地下アイドル。元はネイルサロンに勤務しており、客で来た白金に一目ぼれしてホストクラブに嵌ってしまい、借金を背負う。その後は信也の紹介でタツヒコのところに回ってきた。ルックスはお世辞にも良いと言えないが、地下アイドルでの活動には一生懸命で、その姿勢をタツヒコと森長ら数人のファンには評価されている。地下アイドルになったのは朱美の進言であり、過剰に経費を出資して資金洗浄する事を目的とした紋舞会が経営する芸能事務所に所属している。朱美に命令されてタツヒコを罠に嵌めるも、自身も殺されそうになった。しかし、朱美に対しては自身の夢を後押ししてくれた恩義があるため、紋舞会に追われる身となった朱美を自身の田舎に連れて行き、生活することとなった。

呼山リョーコ(こやま りょうこ)
最初期に登場。実際は17歳であるが免許証を偽造し19歳と称してホストクラブに入り浸り、多額の売り掛けを残して逃亡するが、ほどなく信也に見付かってしまう。その場で真虎に実年齢も見破られ、借金返済のために紋舞会に連れ去られる。このエピソードは、「金の代わりは効かないが、人の代わりは効く」という真虎の発言とともに、スカウト業界に足を踏み入れたばかりのタツヒコに、この世界の厳しさを知らしめる象徴的な場面となった。その後、長く作中には登場しなかったが、クライマックスの「歌舞伎町ピカレスク編」において、売られた先の香港でタツヒコと再会を果たす。紋舞会の何らかの秘密を握っていたため、大河から抹殺の対象にされていたが、そのことは明かされず物語が終結してしまったため詳細は不明。

その他

信也(しんや)
歌舞伎町ホストクラブ「セクシーガイ」代表。犬飼への借金を取り立てようとするが、真虎の論理と迫力に圧され、減額を余儀なくされる。『歌舞伎町ピカレスク編』にて髪形を変えて再登場し、矢野霞の借金問題を解決すべくタツヒコへ相談した。

原木(はらき)
闇金アカブタグループの店舗の店長。牛尾逮捕後、鼠賀に斬りつけられ、退院後は(アカブタグループが潰れていたこともあり)オレオレ詐欺を始める。何か感情の起伏(怒りや疑問)があった時、片目をぴくっと動かす癖がある。人の不幸を顧みない薄情な性格。ミネルバ幹部・百塚との関わりが深く、実質的な部下である。

十条(とうじょう)
アカブタグループの前オーナーの代理人。顔に火傷のような傷跡があり、気にしている。

不川(ふかわ)
不川金融の代表取締役、高利貸し。顔を見せない闇金業者を嫌う。真虎からの依頼で、牛尾にハメられたタツヒコの力になる。かなりの強面でなおかつ巨体の持ち主、闇金業者から「バケモンみてぇなヤツ」と言われるほど体が大きく、ケンカが強い。

森本(もりもと)
警視庁新宿署の刑事。普段はにこやかな優しい口調だが、相手を問い詰める際は迫力ある態度で接するベテラン刑事。後に傷害事件で逮捕されたタツヒコの取り調べに同席する。

砂子(すなこ)
神奈川県警の刑事。タキから金を貰い、ウィザードの悪事を見逃し、時には銃器を横流しするなど、根っからの悪徳刑事。県警のトップが変わり、その意向により汚職が明るみに出る前に粛清の対象となって「依願」退職する。最終的には雛野一家の総長となった荒井に証拠隠滅のために殺害される。

アリサ
タキの女。キャバクラ嬢。洋介のことを気にかけ、重度のシャブ中である彼をタキの元から解放しようとする。

アオイ
カエデの実妹。犬飼の紹介でAV女優となるが、犬飼がスカウトである事が辛くなり、真虎に相談するとパラサイツを紹介され、AV業界ではタブーである契約違反の掛け持ちをしたことにより、ケツモチのヤクザに犬飼と共にさらわれるが、カエデが5000万円をヤクザに支払ったことで助かる。その後、犬飼と一緒に出身地の北海道へ戻り、犬飼と結婚する。

荒興星
AVプロダクション荒星企画社長。割とノリの軽い人物に見えるが、荒星企画が紋舞会の企業舎弟であることもあり、実際は裏社会での生き方を知るしたたかな男。

蒼井金次(あおい きんじ)
ホストクラブ「ヴァルゴ」代表。闇金等で違法に稼いだ金を売り上げに計上し、資金洗浄を警察に疑われるも、比較的軽い風営法違反でわざと逮捕される。百塚から「切れ者」と評される。

早乙女朱美(さおとめ あけみ)
ホストクラブ『ヴァルゴ』No.2。タツヒコの保釈金を立て替え、その返済にヴァルゴを紹介する。冷酷な男で、また真虎が気に入っているタツヒコのことが気に入らない。ヴァルゴのNo.2であると共に、実際は同クラブのオーナーである。ヴァルゴ閉店後は新たに設立したホストクラブ「ザクロ」のNo.2。(以後の詳細はミネルバ「早乙女朱美」欄参照)

城田咲(しろた さき)
ヴァルゴNo.1。普段は気が良く、陽気な人物だが、自分に逆らうものには容赦がない。歯向かったタツヒコに廃人寸前になるまで追い込むイジメを行う。銀行から横領した金で飲んでいた(尚且つツケがあった)太客・河井恵が逮捕されたことで、原木に行方不明にされる。

森生羅(もり せいら)
ヴァルゴNo.3。見た目からして粗暴な人物。太客のカナに暴力を振るっていたが、後に結婚し退職。タツヒコからは「外道」と言われるが、朱美からは「ホストをやるために生まれてきたような男」と評される。

伊集院(いじゅういん)
大手AV会社社長の女性。タツヒコに誘われホストクラブ「ヴァルゴ」に来店した際、他のホストと違って自分に対して真摯に接するタツヒコに好感を抱く。そのことと、バースト社長山城と元々縁があったことから、バーストのAV企画を一手に引き受けることを約束した。これによりタツヒコは山城神社長から「幹部」としてバーストに復帰することを許される。

河井恵(かわい めぐみ)
城田咲の太客。大手パチンコグループの社長令嬢と偽り、職場である銀行で横領していた金を城田咲に貢いでいた。タツヒコと出会って改心し、警察に自首する。

卯月(うづき)
闇金アカブタグループに出資していた金主。真虎と関係がある。朱美の太客でもある。

桜井(さくらい)
辰巳事件に疑問を抱き、8年間調査を続けている警視庁の警視正。ホタルと協力して捜査を進め、タツヒコを奮い立たせる。「歌舞伎町ピカレスク編」で歌舞伎町浄化作戦本部長として再登場。辰巳事件の真相を暴くべく、新宿へ渡った。歌舞伎町でタツヒコを捕まえ、取調室に入れたもののすぐに釈放したが、別れ際にタツヒコを励ましながらジャケットの肩をタッチした際、襟に発信機を仕掛けており、捜査に利用する。 辰巳とは警察学校では同期生。辰巳の敵討ちのために、辰巳殺害の黒幕・天野の逮捕を狙ってる。

馬頭夏明(マー シャーミン)
馬頭冬偉の腹違いの兄。顔の左側に大きな切り傷があり、十字が描かれた義眼を装着している。新宿歌舞伎町を拠点とする福建マフィア「三聖会(トリニティ)」の老板(ラオパン、中国語で「会長」の意味)を務めている。本編ではルービックキューブ、PlayStation Portable、ニンテンドーDSを遊んでいる様子が描かれており、ゲーム好きである。 「歌舞伎町レクイエム編」で、冬偉に日本人の血筋が入っていることを語った。

「バースト奪還編」では歌舞伎町へ戻った冬偉と再会し、バーストネオのケツモチの担当を提案した(その場は保留となり、冬偉からケツモチの提案を聞いたタツヒコと森長は「戻って来たからには中途半端な真似はしたくない、現在は金が無い為に上納金が払えない」との理由で断りたいと明かした)。

この他、今まで辰巳以外に仕えた人物がいなかった冬偉が、タツヒコに仕えたことを、驚きながらも評価している模様。「歌舞伎町レクイエム編」にて柚木組舎弟頭、一期会会長の日下田光政とは旧知の仲であることが判明した。以後も正直な態度を示さずとも冬偉に協力し、現在のバーストの行方を見守っている。

参照元 : wiki/新宿スワン




無登録で貸金業を営み、男性2人に法外な利息で現金を貸し付けた疑い 指定暴力団四代目「小桜一家」系の暴力団組員を逮捕

暴力団組員の男 貸金業法違反の疑いで逮捕

2017/3/8(水) 16:32配信

無登録で貸金業を営み、鹿児島県内の男性2人に法外な利息で現金を貸し付けたとして、暴力団組員の男が貸金業法違反などの疑いで逮捕されました。逮捕されたのは、指定暴力団四代目小桜一家系の暴力団組員・馬塲添博樹容疑者(46)です。

いちき串木野警察署によりますと、馬塲添容疑者は2013年8月中旬からおととし3月ごろまでの間に、無登録で貸金業を営み、県内の47歳と50歳の男性に法定のおよそ1.2倍の利息であわせて50万円を貸し付けた疑いが持たれています。馬塲添容疑者は、2人と知り合いで容疑を認めているということです。

県警は、先月末にいちき串木野市の組事務所や、馬塲添容疑者の自宅などを捜索し、携帯電話など十数点を押収しました。警察は組織的な犯行の可能性もあるとみて余罪などの調べを進めています。

参照元 : MBC南日本放送

小桜一家





小桜一家(こざくらいっか)は、鹿児島県を本拠の地とする暴力団。構成員総数は2015年末の時点で約70人。指定暴力団であり、本部を置く鹿児島県内を専らの活動地としている。縄張りとする鹿児島県内への他暴力団組織の侵入を許さず、同時に自身も他県へは進出しないとする独自の方針を掲げてきた。警察庁はこれを指して「小桜モンロー主義」と言い表している。



来歴
初代総長の大里清蔵が鹿児島市内を本拠地として『小桜組』を結成。これが1948年(昭和23年)のことで、やがて片平孝の代を経て、1969年(昭和44年)に神宮司文夫が三代目を襲名。規模を拡大させたのち、1988年(昭和63年)に平岡喜榮が四代目を襲名。1992年(平成4年)の7月をもって暴力団対策法に基づく指定暴力団となった。

情勢
2009年における鹿児島県議会の報告によれば、勢力拡大に向けての活発な動きが見られると同時に、鹿児島県内への進出を続ける山口組との対決姿勢を強めている。

歴代総長
初代 - 大里清蔵
二代目 - 片平孝
三代目 - 神宮司文夫
四代目 - 平岡喜榮

現最高幹部
総長 - 平岡喜榮

参照元 : wiki/小桜一家

指定暴力団・山口組が「若頭補佐」と呼ばれる執行部のメンバーに直系組長3人を昇格させる人事を発表

山口組3直系組長が「若頭補佐」に昇格 神戸山口組との分裂抗争、組織強化図る狙い

2017/3/8(水) 16:56配信

国内最大の指定暴力団山口組(神戸市灘区)が「若頭補佐」と呼ばれる執行部のメンバーに直系組長3人を昇格させる人事を発表したことが明らかになった。京都市の会津小鉄会にまで波及した神戸山口組との分裂抗争を乗り切るため、組織強化を図る狙いがあるとみられる。警察当局は昇格したばかりの若頭補佐1人を詐欺容疑で逮捕するなど警戒を強めている。

捜査関係者によると、山口組は6日、総本部で全国の直系組長を集めた定例会を開催し、昇格人事を伝えた。

いずれも直系組長で組織内で「幹部」の役職にあった竹中組(兵庫県姫路市)の安東美樹組長と倉本組(和歌山市)の津田力組長、一会(はじめかい、大阪市)の野村孝会長が若頭補佐に昇格したという。

若頭補佐はナンバー2の若頭をはじめ統括委員長、総本部長、本部長らで構成する執行部のメンバーで、若頭をサポートする役割がある。

山口組では2015年8月の分裂で、若頭補佐の一人だった井上邦雄・山健組組長が離脱し、神戸山口組の組長に就任。分裂後は6人態勢となり、昨年10月に大同会(鳥取県米子市)の森尾卯太男会長が若頭補佐から本部長に昇格したことなどで4人に減っていた。

「山口組はナンバー2の高山清司若頭が恐喝事件で14年に収監され、不在が続いている。長引く神戸山口組との対立抗争を乗り切るために今回の人事で若頭補佐を増員し、組織体制の強化を図ったとみられる」(捜査関係者)

山口組では若頭補佐ら執行部メンバーが各地区の直系組長を統括する役割を兼任するケースが多く、安東組長が阪神・中国地区、野村会長が北陸地区を担当している。

山口組関係者は「阪神地区は神戸山口組の勢力が強く、竹中組の安東組長に若頭補佐としての権限を与えることで挽回を狙ったとみられる。一会の野村会長は北陸地方に勢力を持ち、福井県敦賀市に本拠を置く神戸山口組の正木年男総本部長が率いる正木組を抑えようとしているのではないか」と分析している。

一方、兵庫県警は6日、他人名義で携帯電話を契約したとして、詐欺容疑で若頭補佐に昇格したばかりの野村会長を逮捕。今回の人事を把握していた県警が昇格直後に逮捕することで、山口組の弱体化を図る狙いがあるとみられている。

参照元 : 夕刊フジ


2017年3月7日火曜日

他人名義で携帯契約の疑い 指定暴力団山口組の直系団体「一会(はじめかい)」の会長ら2人逮捕

山口組直系組長ら逮捕 他人名義で携帯契約の疑い

2017/3/6(月) 19:39配信



兵庫県警暴力団対策課と東灘署などは6日、詐欺の疑いで、指定暴力団山口組の直系組長、野村孝容疑者(68)=富山県黒部市=と組員の男(37)を逮捕した。

同課によると、野村容疑者は大阪市の直系団体「一会(はじめかい)」の会長で、山口組で最高幹部ポストの一つとされる「若頭補佐」に就いている。神戸市灘区の山口組総本部で同日開かれた直系組長らの定例会終了後に逮捕された。

2人の逮捕容疑は2011年10月と12年5月、大阪市内の携帯電話の販売代理店で、野村容疑者が使う携帯電話を、もう1人の男の名義で計2台契約した疑い。野村容疑者は「使っていたのは間違いないが、入手経緯は覚えていない」と容疑を否認し、男は黙秘しているという。

参照元 : 神戸新聞NEXT

一会(はじめかい)は、大阪市北区に本部を置く暴力団で、指定暴力団山口組の二次団体。前身は『野沢組』。

略歴
1969年4月1日、大阪府警察は「レストラン・サンマテオ」の経営内容を理由に、柳川次郎を名古屋刑務所から大阪の田辺警察署に移送。ここで、田辺警察署は、柳川次郎の口から柳川組解散を引き出した。

同年4月8日、柳川次郎は、三代目山口組二代目柳川組・谷川康太郎組長を大阪刑務所で説得し(谷川康太郎は第一次頂上作戦で、大阪刑務所に収監されていた)、解散の同意を取り付けた。谷川康太郎が署名した「解散声明書」及び、柳川次郎が署名した「解散同意書」の日付は、昭和44年4月9日となっている。

同年7月、田岡一雄は、野沢組(後の一会)・野沢義太郎組長[3]、金田組・金田三俊組長、石田組(後の章友会)・石田章六組長、藤原組・藤原定太郎組長を山口組直参とした 。

同年8月1日、田岡一雄は、本家に無断で柳川組を解散させたと云う理由で、柳川次郎と谷川康太郎を絶縁とした。

一会(柳川四天王)
初代一会々長 - 野澤儀太郎
・・・紺谷組々長 - 紺谷久雄(初代一会から昇格)
・・・福島組々長 - 福島三郎(初代一会から昇格)
・・・・・・初代昭成会々長・中野保昭(福島組解散後の地盤を継承)
・・・・・・二代目昭成会々長・田保伸一
初代小山組々長 - 小山十四郎(初代一会から昇格)
二代目小山組々長 - 吉村政昭
三代目小山組々長 - 玉井武雄
四代目小山組々長 - 中嶋初冶
五代目小山組々長 - 政次丈二(極心連合会傘下へ)

最近の出来事
2016年2月29日 - 六代目山口組『三代目一会』傘下で富山県富山市にある『高田組』の事務所に火炎瓶が投げ込まれ、3月14日には事務所が銃撃される事件が起こった。

『高田組』組長は『三代目一会』若頭補佐を務めていたが2016年1月に絶縁処分になり、神戸山口組『毛利組』へ移籍しようとしていたとみられている。

5月10日までに『高田組』は富山県警本部に解散届けを提出し解散した。3月15日に『三代目一会』傘下『五代目芳賀組』組長らが『高田組』組長の指を切断する事件が起きていたようで、その関係先として5月19日に『五代目芳賀組』と上部組織の『三代目一会』へ家宅捜索が入り、『五代目芳賀組』組長ら計5人が逮捕された。

5月25日、指詰め事件の11日前の03月04日に『五代目芳賀組』幹部が、富山県高岡市の路上で神戸山口組系組員ら3人に襲撃されていたことが分かった。その報復として指詰め事件が起こったとみられているようだ。

5月26日、これらの事件の関係先として『三代目一会』傘下で石川県と福井県にある4組織に家宅捜索が入った。

6月10日までに富山地検は逮捕されていた『五代目芳賀組』組長ら計5人の全員を処分保留で釈放した。

富山県警は指詰め事件の犯人として3月4日に襲撃された『五代目芳賀組』幹部1人の行方を追っていたが、6月13日になって監禁と傷害の疑いで逮捕された。
7月1日、『五代目芳賀組』幹部が指詰め事件だけでなく、火炎瓶投下事件にも関与しているとして再逮捕された。

7月29日、処分保留となっていた『五代目芳賀組』組長ら計6人が監禁と傷害の疑いでは不起訴処分となり、そのうち『五代目芳賀組』幹部1人が火炎瓶処罰法違反の疑いで起訴された。

2016年3月5日、神戸山口組『四代目山健組』傘下『二代目本江組』幹部が富山県高岡市の路上で六代目山口組『三代目一会』傘下『五代目芳賀組』幹部を襲撃し、逮捕されたという情報があった。同日には関係先として富山県射水市にある『二代目本江組』を茨城県警が家宅捜索したようだ。
その後の裁判で『二代目本江組』幹部に懲役1年の実刑、共犯者の無職には懲役1年6箇月・執行猶予4年が言い渡されている

歴代会長
初代 - 野沢義太郎(三代目山口組若中、五代目山口組舎弟)
二代目 - 岩城隆(五代目山口組若中)
三代目 - 野村孝(六代目山口組若中)

最高幹部
会 長 - 野村 孝(六代目山口組幹部・中部ブロック北陸地区長)
若 頭 - 小竹幸信(五代目芳賀組組長)
舎弟頭 - 西田 寛(三代目松元組組長)
渉外委員長 - 山口久明(四代目卯辰組組長)

移籍
三代目一会若中二代目神辰会→《毛利組》
三代目一会副会長四代目山昇組→《毛利組》

参照元 : wiki/一会