2017年9月29日金曜日

Mr.KEI「アメリカ刑務所は日本とはまるで違う。軍隊というか、もはや奴隷に近い」

アメリカ刑務所を生き抜いた日本人・MR.KEIが語る、『ブラッド・スローン』のリアリティ

2017年09月29日



『ジェーン・ドウの解剖』、『アイム・ノット・シリアルキラー』に続く松竹エクストリームセレクション第3弾『ブラッド・スローン』が、9月30日より公開される。株式ブローカーとして成功し、完璧な生活と家庭を築いていたジェイコブが、ひとつの事故をきっかけに監獄に収容され、抗争渦巻く暴力の世界で生き抜いていく姿を描く。実在する刑務所で撮影を敢行し、本物のギャングもエキストラとして参加しているなど、現在のアメリカ刑務所の“リアル”が映し出されている。リアルサウンド映画部では、“プリズンカウンセラー”のMr.KEI氏に本作についてのインタビューを行った。アメリカ刑務所の実態を知るKEI氏は、本作を一体どう観たのか。刑務所内での生活から、映画で描かれる内容の裏側まで、話を聞いた。(編集部)

■日本とはまるで違うアメリカ刑務所の実態

Mr.KEI
――本作『ブラッド・スローン』は、綿密なリサーチのもと、実際の刑務所の様子を細やかに描写した映画になっています。アメリカの刑務所の実態は、やはりこの映画のような感じですか?

Mr.KEI(以下、KEI):そうですね。日本の刑務所とはまるで違います。結局、日本の刑務所は、戦後に作られてから、ほぼ変わってないわけです。日本の刑務所は、名前ではなく、いまだに番号で呼ばれますよね? あと、たとえば工場で働いているとき、鉛筆を落としたとします。それを勝手に拾ったら、もう懲罰なんですよ。手を挙げて看守がくるまで待っていなくてはならない。それが日本の刑務所の現実です。

――戦前の軍隊のようなイメージ?

KEI:軍隊というか、もはや奴隷に近いと思います。日本の場合、お腹を壊してトイレに行きたいと看守に言ったら、「お前、昨日隠れて何か食っただろ?」となるわけです。その看守と相性が悪かった場合、それでもう懲罰です。日本の刑務所は、本当に昔のまま変わることなく今まできてしまっているというか、刑務所に関する法律そのものを変えたほうがいいと自分は思います。

――それと比べると、アメリカの刑務所は、この映画のように……。

KEI:そもそも、アメリカの刑務所には、世界中の人種がいるわけです。もちろん、人種によって宗教もバラバラです。だから、入るときにクリスチャンだと申請すれば、クリスチャンの祭日は仕事も休みになるんですよ。

――そうなんですね。

KEI:クリスチャンと申請すれば、金の十字架のネックレスをつけていてもOKです。日本ではそんなの絶対ありえないですよね。自分が入っていたときも、華僑のお金持ちが仏教に関するものだからと言って、500グラムぐらいある金のネックレスをつけていました(笑)。宗教に関係したものであれば、そういうものを身につけても問題がないわけです。

――その人のアイデンティティに関わるものは、脅かせないわけですね。

KEI:それもありますし、やっぱり自由の国ですから。刑務所の中に映画館があるのはご存じですか?

――映画館? 何を上映しているんですか?

KEI:普通に外の世界でやっている映画と同じですよ。外の世界のロードショー作品を外の世界と同じ週の土日で上映しないと、暴動が起きてしまう。それは映画だけではなく、ボクシングのタイトルマッチとかも同じです。ああいうものは基本的にPPV(有料放送)なのですが、刑務所側がお金を払って囚人たちに試合を見せるんです。スーパーボールに関しても同じです。スーパーボールの日は、刑務所は全員お休みですから。

――日本の刑務所と比べると大きな違いを感じますが、自由なだけではなく、本作に描かれているような「厳しさ」も、やはりあるわけですよね?

KEI:厳しさというか、この映画でも描かれているように、中で殺人が起こったりします。すると、FBIがやってきて調査をした上で裁判もやって、また刑が増えるわけですが、レベル5以上の刑務所だと、みんな30年以上の懲役をくらっていたりして、すでに刑期が長い。中には888年の刑を数回受けている人もザラにいます。殺人をして5年増えようが10年増えようが、どっちにしろ出られないので、あまり関係ないわけです。そういう意味では、怖いところというか、日本の刑務所の中で、どこかの組長が殺されたとか、そんな話聞いたことがないですよね? 日本の刑務所は、そこまでの危険性はないと思いますが、向こうの刑務所は自由である分、やはり危険度も上がります。

■外の世界とは違う刑務所内の“絆”

――この映画のように、刑務所内での主導権は、囚人たちが握っているものなのですか?

KEI:この映画に限らず、アメリカの刑務所は、どこもそうだと思います。囚人がいないと刑務官はお金を稼げないわけですから。彼らの給料は本当に微々たるものなんです。とはいえ、刑務官のほうも取引する相手は慎重に選びます。その囚人を何ヶ月か見ていて、こいつは大丈夫そうだなと思わない限り寄ってこないです。チクられると、彼らもクビになってしまうから。そう、刑務官がクビになって、その何ヶ月かあとに囚人になって戻ってくるというパターンは、よくありました。

――本作で描かれていたような、人種間のグループによる対立みたいなものも、やはり存在する?

KEI:もちろん。この映画に登場する「AB(アーリアン・ブラザーフッド)」は、自分もよく知っています。オレゴンの刑務所に収監されていた頃、一緒になりました。そこは白人主体の刑務所だったので、彼らの力が強いんですよ。結局自分は、チカーノのグループと行動をともにするようになるのですが、人種間グループの小競り合いみたいなものは、もう毎日ありました。というか、そういう人種間グループがなかったら、統率がとれないんだと思います。もし、それがなかったら、毎日暴動が起きてしまうのではないでしょうか。

――今回の映画では、囚人たちのボスが、刑務所内はもちろん、刑務所の外にも強い影響力を持っているように描かれていました。実際、そういうことはある?

KEI:『アメリカン・ミー』という映画を、ご覧になったことはありますか?

――いや、観てないです。

KEI:そうですか。あの映画は、この映画で描かれている刑務所のモデルのひとつになったと思われる、サンクエンティン州立刑務所を舞台とした映画で……それは本当に、サンクエンティンの現実をそのまま描いたような映画になっているんです。その映画をコーディネイトした人たちが全員殺されてしまったという、いわくつきの映画なのですが……。

――なるほど……。

KEI:その映画の中で、このへんの事情は、全部描かれています。つまり、刑務所の中にいるビッグホーミー(※チカーノ用語でギャングの大ボスを指す)と、外にいるビックホーミーがいるわけです。で、外から中に指示を出したり、中から外に指示を出したりする。そういうことは、実際にあると思いますね。ビッグホーミーたちは刑が非常に重いので、基本的に外の世界に戻ることはないんです。彼らは、もう何十年も、ずっと刑務所の中にいるんですよね。

――話を聞いていると、アメリカの刑務所システムには、やはり大きな問題点があるような気がしてならないのですが、KEIさん自身は、どのように考えていますか?

KEI:そうですね……自分はすごい楽しかったので、そのあたりは何とも言えないです(笑)。そう、長いこと入っていると、刑務所の中に入っているという感覚が、だんだんなくなってくるんですよ。刑務所の中とはいえ、やっぱり自由じゃないですか。もちろん、そこに自分の家族がいないという寂しさはありますが、好きなものも買えるし、稼ごうと思えばいくらでも稼げるので。

――そこで「稼げる」というのがすごいですよね。

KEI:たとえば、刑務所の中でヘロインというのは、ビッグビジネスになっていて一袋5000ドルになるんですよ。

――そんなに……というか、映画の中にもありましたが、口から飲み込んで下から出すみたいなことは、普通にやっているのですね。

KEI:自分が親しくしていたチカーノの若い子たちは、外の世界にいても、多分そんなに稼げないと思うんですよ。だけど、中にいたらお金持ちにもなれる。だから、誰か仲間が出所するときは……その前日は、みんなでいろんな料理を作ってお祝いをするのですが、当日の朝、アナウンスで呼び出されても、大体隠れちゃいますから。外の世界に出るのが嫌で。体育館のマットの下とかに隠れちゃうんですよ(笑)。

――そこには外の世界とは違う、濃密な人間関係があったりもするわけですか。

KEI:そうですね。自分はもう出てきて16年経つのですが、そのあいだに昔の仲間たちが、次々出所するじゃないですか。そいつらが、わざわざ日本まで会いにきてくれるんですよ。自分はもうアメリカに行けないので。で、実際会っても、中にいたときのまんまの感じで接することができる。日本の刑務所だと、なかなかそうはならないですよね。外で会ったら、中にいたときとは全然違うやつになっていたりするので。だけど、チカーノのやつらは、中にいたときも外にいるときも同じなんですよ。逆に、うちのスタッフの人間が仕事でアメリカに行くときには、いろいろと面倒も見てくれますし。日本人は、そこまでしてくれないですよね。

――その「絆」は、強いわけですね。

KEI:だからやっぱり、彼らも刑務所の中でルールを学びながら、そこで自分たちが生きていくための道徳みたいのを身につけているんですよね。そうじゃないやつらは、どうしてもお金が先にきてしまうんです。そうすると、お金のために平気で人を裏切ったりする。そこはすごく違いがあるように自分は思います。

■「些細なことから人生は変わってしまう」

――ちなみに、本作の主人公は、だんだんと倫理観が崩れて行って、最終的にある結論を下します。あの状況で、彼は一体どうするべきだったと、KEIさんは思われますか? 彼の選択は、ある程度しょうがないことなのでしょうか?

KEI:いや、しょうがないといった話ではなく、やはり彼には彼の選択があったんだと思います。ある程度、状況的なものもあったとはいえ、やはり彼は自分でそれを選んだわけですから。だから、あれしか道がなかったというわけではないと思います。

――確かに主人公自身、罪の重さに耐えきれないというか、後悔や自責の念があったようにも見えました。

KEI:ただ、事件に対する罪の意識や後悔の念でギャングに入るっていうのも、ちょっとおかしな話ですよね。むしろ彼は、どこか自暴自棄になっていたというか、開き直ってしまったところがあったのかもしれない。

――それでは最後の質問です。この映画から何か我々が学ぶことがあるとするならば、それはどんなことだとKEIさんは思いますか?

KEI:この映画は、最初交通事故から始まっています。そういう些細なことから人生というのは変わってしまうんだということを学ぶべきですね。交通事故というのは、車に乗る人ならば誰でも可能性のある話で、それが最終的に犯罪集団のボスになってしまう可能性があるわけです。たとえば、交通事故を起こして日本の刑務所に入ったとき、たまたま同じ部屋にどこかの組の親分がいたとします。日本は7人部屋だから、そういう人につかれると、結構きついんですよ。そこで子分みたいになってしまう人もいるかもしれない。そしたら出てきたときは、もうヤクザですよ。だから、たとえどんなに最悪な状況であっても、自分が選ぶ道というのは、やはり慎重に決めたほうがいいですよね。

――なるほど。

KEI:自分の場合も、アメリカの刑務所に入って、すぐチカーノのグループに入ったわけではないですから。そこに至るまでのあいだにいろいろなことがあって、相当な年月が経ってから入っているんです。普通、日本人が彼らの中になんて入れないですから。そこで、もし選択を間違っていたら、刑が終わる前に、中で殺されていたかもしれない。入ってすぐに、誰かにつかれてしまったら、それはそれですごく怖いし、どんなことをしてでも生きたいという気持ちは、やっぱり人間だから誰しもあるわけです。でも、だからと言って、すぐにそこに飛び込んでしまったら、それはそれでもっとひどい目に遭うかもしれないし、もっとひどい人生になってしまうかもしれない。だからやっぱり、ただただ流されるように生きるのではなく、たとえそれがどんな結果になろうと、ひとつひとつの選択に自分で責任を持つことですよね。そういう態度が、やはり大事になってくると思うし、この映画を観たあと、そういうことについて考えてみるのもいいかもしれないですよね。

(取材・文=麦倉正樹)

参照元 : Real Sound映画部






任侠山口組が襲撃事件後、初の定例会 織田絆誠代表も出席

「任侠山口組」関係者射殺 代表も出席 事件後初の定例会

2017/9/28(木) 18:36配信



指定暴力団神戸山口組から離脱して結成された新組織「任侠(にんきょう)山口組」が28日、兵庫県尼崎市の傘下組織事務所で幹部らが集まる定例会を開いた。

今月12日に同組関係者の男性が神戸市長田区で射殺される事件が発生してから初めての定例会で、今後の組織運営について話し合ったとみられる。

事件では金禎紀=通称・織田絆誠(よしのり)=代表(50)が狙われたとされ、兵庫県警が厳重な警戒にあたった。 織田代表は午後2時15分ごろにワゴン車で到着。周囲を組員らに守られながら事務所に入り、約1時間半後に事務所を後にした。

県警は事務所前の道路で検問を行い、組関係者らの身体検査を実施。防弾チョッキを着た警察官らも警戒にあたり、付近は一時ものものしい雰囲気となったが、目立った混乱はなかった。

射殺事件は12日午前、長田区五番町の路上で発生。神戸山口組直系「山健組」傘下組織組員、菱川龍己容疑者(41)=殺人容疑で指名手配=らが織田代表の自宅を出発した3台の車列を襲撃し、2台目から降りてきた織田代表の警護役、楠本勇浩(ゆうひろ)さん(44)ともみ合いになった末、拳銃で頭を撃って殺害したとされる。先頭車両には織田代表が乗っていた。

県警長田署捜査本部は神戸山口組と任侠山口組の抗争事件と断定。今後対立が激化する可能性もあるとみて警戒を強化している。

参照元 : 産経新聞




他人名義で携帯契約容疑の指定暴力団神戸山口組・井上邦雄組長を不起訴

神戸山口組組長を不起訴=他人名義での携帯契約容疑―神戸地検

2017/9/29(金) 16:51配信 時事通信



他人名義で携帯電話の機種変更契約をしたとして詐欺容疑で逮捕された指定暴力団神戸山口組(兵庫県淡路市)の井上邦雄組長(69)について、神戸地検は29日、不起訴処分とした。 地検は処分理由を明らかにしていない。

井上組長は、6月6日に同容疑で兵庫県警に逮捕されたが、神戸地検は同16日、処分保留としていた。

参照元 : 時事通信

2017年9月28日木曜日

【飯田市・暴力団員射殺事件】被告の山口組系暴力団幹部は改めて殺意を否認

飯田の暴力団員の殺人事件・被告の男が改めて殺意否認

2017/9/27(水) 20:16配信

飯田市でおととし男性がけん銃で射殺された事件の裁判員裁判で被告人質問が行われ、被告の暴力団幹部の男は改めて殺意を否認しました。

殺人などの罪に問われているのは山口組系暴力団幹部の有賀健一郎被告50歳で、起訴状などによりますとおととし10月、飯田市の温泉施設の駐車場で長谷川陽一さん当時43歳の頭をけん銃で撃ち死亡させたとされています。

地裁松本支部で行われている裁判員裁判できょうは被告人質問が行われ、有賀被告は「殺意を持っていたわけではない」と改めて殺人について否認しました。

さらに事件当時の状況について「組を移るという長谷川さんと話し合うつもりだったが、移籍先とされる組の関係者が一緒にいたため袋叩きに合うと感じ、脅すつもりでけん銃を車から持ち出した」と述べました。

あすは論告求刑が行われ、判決は来月5日に言い渡される予定です。

参照元 : SBC信越放送

自動車運転免許証の更新で住所を偽って申告したとして、山口組弘道会の傘下組織、野内組・幹部を逮捕

免許証に嘘の住所記載か 弘道会本部など家宅捜索 (岐阜 名古屋)

2017/9/27(水) 19:31配信



自動車運転免許証の更新で住所を偽って申告したとして、指定暴力団六代目山口組系の暴力団幹部が逮捕されたことを受け、岐阜県警は名古屋市の弘道会本部などを家宅捜索しました。

逮捕された山口組弘道会の傘下組織、野内組の幹部、北村和博容疑者(52)は、運転免許証の更新の際に以前の住所を申告した疑いです。

この事件を受け、岐阜県警は、名古屋市中村区の弘道会本部と岐阜市の野内組の事務所に家宅捜索に入りました。警察の調べに対し、北村容疑者は黙秘しているということです。

参照元 : メーテレ



田代まさしは指定暴力団・住吉会の西口茂男総裁(享年88)の親戚だった

田代まさしの“おじさん”住吉会西口総裁 厳戒体制で行われた「忍ぶ会」ルポ

2017.9.27 19:20



9月27日午前、埼玉県日高市のとある会館。暴力団員の車が次々と門をくぐり、その周辺では、「捜査」と記された腕章をし、防弾チョッキを身にまとった埼玉県警の警察官が十数人で警戒にあたっていた。午前11時ごろ、ずっしりとした鉄の門が閉まった。関東最大の指定暴力団・住吉会の西口茂男総裁(享年88)の「偲ぶ会」が始まった。



「警察が警戒にあたっているのは昔、ほかの火葬場で射殺事件があったこともあり、トラブルを警戒したのでしょう。当初は跡目争いを警戒していたが、どうやらすぐにはなさそうな雰囲気ですね。会長職を退いてからも、西口総裁のひとことでものごとが決まったりもした。だから、重鎮がいなくなったので、うちわもめはあるかも」(暴力団に詳しいジャーナリスト)

物々しい葬儀以上に話題になっているのが、元タレントの田代まさし氏が西口総裁と“親戚関係”にあることを告白していることだ。9月14日に都内で西口総裁の家族葬が営まれたが、弔問に訪れたとの情報が流れた。参列者はこう打ち明ける。「親戚なんです。総裁の奥さんのきょうだいの子供ですから」。田代氏はその2日前の12日のツイッターにこうつぶやいた。

「僕の大好きな叔父さんが昨夜亡くなりました。僕達兄妹を、おふくろが亡くなって以来自分の子供以上に面倒をみてくださった叔父さん!僕達兄妹は叔父さんの親戚でいれたたことをおふくろの妹である叔母さんに感謝するとともに、叔父さんのことを誇りに思って、これからも生きて行きます。合掌」(原文のまま)

ツイッターには田代氏とのツーショット写真が掲載されているが、警察関係者によると、田代氏の隣に写っている男性は西口総裁だという。田代氏が通う薬物依存症患者の自助組織「日本ダルク」本部に取材すると、「個人に関することには応じられません」と回答があった。(本誌・上田耕司)

参照元 : AERA dot.


「東のドン」急死、「任侠山口組」組員射殺… 暴力団のよろめく明日

2017/10/2(月) 8:00配信



奇しくも同じ日、9月12日に「東のドン」たる住吉会の西口茂男総裁(88)が亡くなり、「西」では任侠山口組の組員が山健組傘下の組員らに射殺されるという事件が起こった。分裂、潰し合い、警察と社会の包囲網。暴力団「よろめく明日」、たそがれの光景――。

9月12日午前10時過ぎ、神戸市長田区五番町の住宅街。電気店を営む男性店主(49)は、ごく普通の暮らしを送っていればまずお目にかかることのないシーンを目撃した。

「1人の男が、倒れている男にピストルの銃口を向けとった」

男性店主はそう述懐する。

「大変なことやと思い、店の中に入ってすぐに110番しようとしたんやけど、そこで母親がまだ店先にボーッと立っとるのに気が付いたんや。で、母を呼んでこようとして少し店先のほうに戻ると、まだ、男が銃口を相手に向けとった。流れ弾が当たったら大変やからと思って急いで母親を店の中に入れて、通報の電話をしてる最中、外から銃声が聞こえたんや」

倒れている男に向かって、犯人がとどめの1発を放った。誰もがそう思うところだが、事実は違う。倒れている男はその前にすでに頭を撃たれており、遺体を目撃した近隣住民によると、

「顔の右側に小指くらいの穴が開いとって、そこから1秒おきくらいに噴水みたいに血が出とった」

犯人の男は、自分が撃った男が再び立ち上がってくることがないか、用心のために銃口を向けていただけ。その後に電気店店主が聞いた銃声は、別の男に向けて発射された際のものだった。

射殺されたのは、暴力団「任侠山口組」の織田絆誠(よしのり)代表(50)のボディーガードを務めていた楠本勇浩組員(44)。命を狙われた織田代表は辛くも難を逃れた。山口組が六代目山口組と神戸山口組に分裂してから2年余り。神戸山口組を割って出た織田代表が新組織を結成してから約5カ月。三つ巴の戦いとなる中、いずれかの組織のトップが襲撃されたのは今回が初めてだ。

事件現場は織田代表の自宅の近く。車3台で細い路地から幹線道路に出る際、犯人の運転する車が車列の先頭にぶつかってきたところから事件は始まる。ちなみに、犯行に使用した車を運転していたのは、事件の4日後に警察に指名手配された神戸山口組の中核組織、山健組傘下の組員、菱川龍己(41)だとされている。

「その菱川いうんは、我々の間では黒木いう名前で通っとるヤツや。黒木の運転する車にぶつかられた先頭の車に、織田代表は乗っとった。その後、2台目に乗っていた楠本のほうが先に飛び出し、少し遅れて黒木も車を降りたようや」(任侠山口組関係者)

“撃ってみんかい!”――そう凄みながら楠本組員は黒木に向かっていったという。それからほどなくして、織田代表の乗る車は何とか現場を離れたようだ。

「楠本は黒木を中央分離帯のほうまで押し出していった。そこで、楠本が黒木に馬乗りになるような格好でもみ合いになったんやけど、そこで撃たれた。下になった黒木が、馬乗りになっている楠本の右眼の辺りを撃ったんや。2発目は、近寄ろうとした他の警護隊員らに向けて発射された」(同)

黒木が車列の進行を妨害し、車列の後方から別の男が挟み撃ちにする。犯行グループはそう計画していたようだが、

「現場近くの防犯カメラには、自動小銃を持った緑のジャンパーの男、通称“ミドリマン”が車列の後方から近付いてくるところが映っとる。が、発砲音に驚いたのか、また後方へ戻って行ってしまうんや。肝心なところでビビッて腰が引けてもうたんやな」(同)

射殺された楠本組員は5カ月ほど前に任侠山口組傘下の組員になったばかりだった。一方の黒木は、神戸山口組と山健組の頂点に君臨する井上邦雄組長(69)の「親分付き」を長くやった人物だ。

「井上組長が四代目山健組組長であることから、親分付きは『四付き』と言われる。この四付きは常に複数人いて、井上組長の運転手、ボディーガードから身の回りの世話まで行う」(暴力団関係者)

その井上組長は6月16日、京都府警に傷害と暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕され、7月7日に処分保留で釈放された。任侠山口組の幹部はこう証言する。

「井上が釈放された次の日、黒木がシャブ食うて女にボケて飛んだ、いう噂が流れたんですよ。その時からもう始まっとったんちゃうかな。何かがあったら黒木が動く、いうことが」

問題はその“何か”の中身である。

「今振り返れば、伏線となる出来事が2つあった」

と、暴力団事情に詳しいジャーナリストは語る。

「1つは、先月、任侠山口組が新たに“神戸絆会”を作り、山健組の牙城である神戸に乗り込んでいったこと。もう1つは、8月27日に任侠山口組が記者会見を行い、井上組長の優柔不断さを暴露するなど徹底的にコキおろしたことです」

火種は「盃事」
今回の事件に対する「返し」、すなわち報復を行うのかどうか、先の任侠山口組幹部に聞くと、

「ウチは一切、手ぇ出さへんと思う」

だが、任侠山口組が動かずとも、井上組長の「首」を虎視眈々と狙う組織がある。警察だ。

「今回の事件は、トップの井上組長までいける可能性がある、ということで兵庫県警は意気込んでいる」(全国紙社会部デスク)

もう1つ、警察当局を含む関係者が固唾をのんで推移を見守っている案件がある。それは、六代目山口組に次ぐ規模を誇る指定暴力団「住吉会」の動向だ。神戸で射殺事件が起こったのと同じ日の未明、住吉会の西口茂男総裁(88)が病死したのだが、

「四十九日が終わった後、つまり10月末以降に何らかの動きがあるかもしれません」(住吉会関係者)

西口総裁は1991年、それまで「住吉連合会」だった組織名を住吉会に改称して自ら会長に就任した。先のジャーナリストによると、

「それまでの住吉会は組織名を見ても分かる通り、“連合体”だった。そこに親子盃を持ち込み、“連合体”ではない一枚岩の組織に仕上げたのが西口総裁です」

そして、今後の火種となる可能性があるのがまさにその「盃事」で、

「西口総裁は住吉会の数十名の幹部と親子盃を交わしており、住吉会の関功会長もその1人。今回、西口総裁が亡くなったことで住吉会のトップに立つことになった関会長が、西口総裁と親子盃を交わしていた幹部たちとの盃直しにこだわった場合、拒否する者が出てくる可能性がある。その場合、最悪のケースでは住吉会が分裂することもあり得る」(先の住吉会関係者)

そんな中、動向が特に注目されているのが、住吉会総本部長で幸平一家の加藤英幸総長である。

「加藤さんは西口総裁と親子盃を交わしている大実力者で、住吉会を出て行くようなことになれば大きな騒動になる。加藤さんは神戸山口組に近いということもあり、山口組の三つ巴の戦いに影響が及ぶ可能性もある」(先のジャーナリスト)

よろめき、足掻き、流動化する暴力団。我々が目撃しているのは、「終わりの始まり」なのだろうか。

「週刊新潮」2017年9月28日号 掲載

参照元 : デイリー新潮



2017年9月27日水曜日

福島第一原発事故に伴う除染作業現場へ無許可で作業員を派遣、指定暴力団山口組系組幹部の男(48)ら数人を逮捕

山口組系幹部らを逮捕 除染現場へ無許可で派遣容疑

2017/9/27(水) 13:47配信



東京電力福島第一原発事故に伴う除染作業現場へ無許可で作業員を派遣したとして、警視庁は27日、指定暴力団山口組系組幹部の男(48)ら数人を、職業安定法違反(無許可有料職業紹介事業)などの疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。

警視庁は、作業員の日当の一部が暴力団の資金源になっていた疑いがあるとみている。捜査関係者によると、男らは2014年以降、有料の職業紹介事業の許可を得ていないのに、福島県内での除染作業の仕事を複数の作業員に紹介し、現金を受け取るなどした疑いがある。

除染を巡ってはこれまでも、違法に作業員を派遣したとして2013年1月に住吉会系組員が、15年8月には山口組系組員が逮捕されるなど、暴力団の摘発が相次いだ。警察は、いずれも作業員の日当の一部をピンハネし、資金源にしていたとみる。

参照元 : 朝日新聞





2017年9月26日火曜日

【神戸・任侠山口組ボディーガード射殺事件】事件から10日が経過したいまなお実行犯は逮捕されず

3つの山口組抗争 カギ握る射殺事件「指名手配犯」の身柄

2017/9/26(火) 16:00配信



9月12日、神戸市の自宅付近で任侠山口組・織田絆誠代表の乗った車が襲撃に遭い、ボディガードが射殺された事件は、10日が経過したいまなお実行犯が逮捕されていない(9月21日現在)。指名手配されたのは、神戸山口組の井上邦雄組長の出身母体にして中核組織、山健組傘下の組員、菱川龍己容疑者だった。

つまり、六代目山口組から分裂した神戸山口組と、そこから再分裂した任侠山口組の間で、抗争が勃発したということになる。

「菱川容疑者は通名を黒木といい、一勢会という『山健組の秘密兵器』と呼ばれる組に属していた。この一勢会は先代の勢昇会長みずから、山口組系幹部刺殺の実行犯として指名手配され、7年も逃亡し続けているわけだから、それだけの資金力や支援体制があるということ。山健組関係者によれば、『黒木は事件の1か月ほど前から姿を隠し、ヒットマンとして織田代表を狙っていた』という」(ジャーナリストの伊藤博敏氏)

果たして警察は彼を逮捕できるのか。捜査関係者は焦りを隠せない。

「警察が危惧しているのは、我々が逮捕する前に任侠山口組の人間に報復されることだ。そうなれば神戸側も黙っているわけにはいかず、報復の応酬になってしまう。警察も制御できず、一般市民が巻き添えになる最悪の事態も想定される」

山口組分裂抗争を取材するライターの鈴木智彦氏は、別のシナリオを口にする。

「兵庫県警の関係者は事件当初から『2週間以内に捕まえられないと危ない』と言っていた。国外逃亡、任侠山口組による報復のほかに、『身内の神戸山口組に口封じされることすらあり得る』と。これまでの抗争でヒットマンが身内に殺された例はないため、まさかとは思うが……。いずれにせよ現代の暴力団抗争では、一人しか殺していなくても実行犯は無期懲役となるため、自首はあり得ない。菱川容疑者がどうなるかが抗争の今後を左右するのは間違いない」

衆人環視の中で白昼堂々と殺害事件を起こした犯人を検挙できないとなれば、日本の治安にも大きな不安が残る。

参照元 : NEWSポストセブン


【和歌山・紀州連合会・会長暴行死】傷害致死などの罪に問われた、指定暴力団山口組系の組員の男4人は初公判で共謀を否定

暴力団幹部暴行死 山口組系の4人が初公判で共謀を否定/和歌山

2017/9/25(月) 21:00配信

 

去年10月、和歌山市内の繁華街で、指定暴力団神戸山口組傘下組織の会長に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われた、指定暴力団山口組系の組員の男4人に対する裁判員裁判の初公判が、今日、和歌山地方裁判所で開かれ、4人は共謀を否定しました。

傷害致死と暴行の罪で起訴されているのは、六代目山口組の傘下組織の幹部組員、鈴木充被告55歳と、同じ組の組員、高正憲被告51歳、杉原聡志被告54歳、竹原光徳被告41歳の4人です。

起訴状などによりますと、4人は去年10月9日深夜、ほかの4人と共謀し、和歌山市の繁華街の路上で、神戸山口組の傘下組織、紀州連合会の会長だった当時50歳の男性に、暴行を加え死亡させたほか、組員2人対しても暴行を加えたとしています。

今日の初公判で4人はいずれも共謀について否定、このうちの鈴木被告を含む3人は、暴行については認めたものの、高被告は暴行についても起訴内容を否認しています。

冒頭陳述で検察側は、山口組の分裂など、対立関係が背景にあり、暴行を加える積極的な動機も十分に認められるなどと共謀する動機があったことを指摘しました。

公判は来月4日に結審し、判決は11日に言い渡されます。なお、ほかの4人に対する公判は来月25日から始まります。

参照元 : テレビ和歌山













無免許で赤信号を無視して進入、自転車の女性を轢き逃げ 身代わりの男と暴力団「福博会」傘下組織組員の男(26)を逮捕

無免許で赤信号突破 女性はね逃走 組員を容疑で逮捕 身代わり役の男らも 福岡西署

2017/9/26(火) 17:17配信

福岡西署は26日、福岡市西区横浜1丁目、暴力団福博会傘下組織組員の男(26)を自動車運転死傷処罰法違反および道交法違反容疑で逮捕、組員の身代わりになろうとした男ら2人を容疑者の隠避容疑で逮捕した、と発表した。

逮捕容疑は、組員は運転免許を持たないのに、昨年12月31日午後2時57分ごろ、同区今宿東1丁目の道路交差点で、赤信号を無視して進入。青信号に従って横断歩道を渡っていた自転車の女性(41)をはね、加療2週間を要するけがを負わせたのに、救護せずにそのまま逃走した容疑。

また、同区内に住む自称防水工の男(19)は、組員の処罰を免れさせるため、同日、福岡西署で、署員に対し、自分が運転していて事故を起こしたという虚偽の申告をし、もう1人の男も、同じ証言をして、容疑者を隠避した疑い。

参照元 : 西日本新聞

福博会



福博会(ふくはくかい)は、福岡県福岡市に本拠を置く日本の指定暴力団。

代表者は、長岡寅夫(金寅純)。構成員は2016年末の時点で約150人。前身は『福博睦会』。

梅津会会長・梅津高則や四代目山口組 伊豆組組長・伊豆健児の提言により、地元団体(梅津会、羽衣会、太田会、強友会、太住会、平野組、中丸会、永尾一家)の親睦組織・福博睦会として発足。

後に、二代目梅津会会長・梅津 明を会長として盃直しを行い「福博会」として統合。 福博睦会時代には伊豆を顧問に迎え、福博会会長となった梅津は五代目山口組組長・渡辺芳則から代紋違いの舎弟盃を受け、渡辺が歴代会長の後見人を務めており、山口組の親戚団体でもある。

梅津の死後、2代目会長選出に際して内部で意見がまとまらず、梅津会、太田会、強友会が一時脱退したこともある。2代目会長・和田将志郎が日航ホテルで福博会構成員に銃撃される事件も起きている。

2000年2月、福岡県公安委員会から指定暴力団に指定された。

略歴
昭和60年(1985年)、四代目山口組(組長代行は中西一男)伊豆組・伊豆健児組長の提案で、福岡県福岡市博多区の暴力団である梅津会、羽衣会、太田会、強友会、太住会、平野組、中丸会、永尾一家、伊豆組が暴力団親睦団体『福博睦会』を結成した。
平成2年(1990年)7月9日午後8時ごろ、熊本県本渡市下浦町で、熊本二十日会加盟の虎門会系森原組組員が、福博睦会太住会組員に射殺された。熊本二十日会が虎門会を抑え、福博睦会が太住会を抑えて、本格的抗争を回避させた[2]。
同年7月、もしくは同年8月、福博睦会に参加していた伊豆組以外の暴力団(梅津会、羽衣会、太田会、強友会、太住会、平野組、中丸会、永尾一家)は、代紋を統一し、連合組織『福博連合』を結成した。
同年7月22日午後1時ごろ、福博連合組員約30人が、新幹線で新神戸駅に到着した。その後、福博連合組員約30人は、兵庫県神戸市灘区の山口組本部を訪問した。五代目山口組・渡辺芳則組長ら山口組最高幹部が、福博連合組員約30人を出迎えた[4]。
平成4年(1992年)、福博連合は、二代目梅津会・梅津明会長を当代として、『福博会』へと再編された。
平成5年(1993年)6月、梅津明は、五代目山口組・渡辺芳則組長から盃をもらい、渡辺芳則の舎弟となった。
平成9年(1997年)9月、梅津明が病気で死亡した。
平成10年(1998年)4月、和田将志郎が、二代目福博会を継承した。後見人は、渡辺芳則。
平成12年(2000年)2月10日、福岡県公安委員会が指定暴力団に指定。
平成18年(2006年)4月18日、指定暴力団となった6年後に、福博会会長代行・長岡寅夫が三代目福博会を継承した。後見人は、六代目山口組・司忍。

歴代会長
初代:梅津明
二代目:和田将志郎(本名『和田万亀男』)
三代目:金寅純(長岡寅夫 羽衣会二代目会長)

最高幹部
総裁 - 和田将志郎
会長 - 長岡寅夫
理事長 - 武井三郎(四代目梅津会会長)
総本部長 - 白石勢義(三代目平野組組長)
幹事長 - 杉山忠則(三代目強友会会長)
組織委員長 - 田村英治(三代目太住会会長)
風紀委員長 - 竹中幸治(三代目永尾一家総長)
懲罰委員長 - 光田 孝(四代目三宅一家総長)
事務局長 - 金城國泰(四代目双葉会会長)
慶弔委員長 - 大河内 孝(四代目羽衣会会長)

梅津会
梅津会は、指定暴力団・三代目福博会の2次団体。福岡市博多区に本拠を置く日本の暴力団。

歴代会長
二代目:梅津明(福博会初代会長)

平野組
平野組は、指定暴力団・三代目福博会の2次団体。福岡市早良区に本拠を置く日本の暴力団。2009年に活動が活発化、要注意。

太田会
太田会は、指定暴力団・三代目福博会の2次団体。福岡市博多区に本拠を置く日本の暴力団。

参照元 : wiki/福博会

【群馬】ガソリンスタンドの洗車代などを優遇料金で供与したとして、神戸山口組系組幹部の男(51)、同組員の男(47)とGS運営会社に勧告

優遇料金で洗車 組員とGS勧告 群馬

2017/9/26(火) 7:55配信

安中市のガソリンスタンドの洗車代などを優遇料金で供与したとして、県警組織犯罪対策1課などは20日から25日にかけ、ガソリンスタンド運営会社と、いずれも同市の神戸山口組系組幹部の男(51)、同組員の男(47)に対し、県暴力団排除条例に基づき利益供与をやめるよう勧告した。

いずれも勧告に従うとしている。 同課によると、同店は男らに「何かあったら守ってやる」と言われ、数年前から洗車代を割り引くなどしていた。

割り引いた料金は6月だけで約7万3千円。同店が安中署に相談し、発覚した。

参照元 : 産経新聞

2017年9月25日月曜日

暴力団「任侠山口組」の男性組員が射殺された事件で、指定暴力団神戸山口組系の3次団体「一勢会」の事務所を捜索

「何の関係じゃ!」組員と捜査員押し問答 組員射殺で容疑者所属の事務所捜索 兵庫県警

2017/9/22(金) 10:32配信



神戸市長田区で暴力団「任侠山口組」の男性組員が射殺された事件で、兵庫県警長田署捜査本部は22日午前、殺人容疑で指名手配した男が所属する指定暴力団神戸山口組系の3次団体「一勢(いっせい)会」の事務所(岡山市北区)を捜索した。

一勢会は神戸山口組系「山健組」の傘下組織。捜索は同日午前10時ごろに始まった。組員らが「何の関係じゃ」などと怒鳴り、捜査員約20人が激しい押し問答の末に事務所に入り、約40分後、段ボール箱3個を運び出した。

同本部は殺人容疑で一勢会組員菱川龍己容疑者(41)=住所不詳=を指名手配。同容疑者は他の数人と共謀し12日午前10時ごろ、神戸市長田区五番町3の路上で、任侠山口組の織田絆誠代表(50)の護衛役だった楠本勇浩組員(44)を射殺した疑いが持たれている。

同本部は20日に神戸山口組の本拠地事務所(淡路市)と山健組本部事務所(神戸市中央区)の捜索もしている。

参照元 : 神戸新聞NEXT












任侠山口組・織田代表を狙った「マシンガン鉄砲玉」の正体

2017/9/22(金) 6:00配信

「(射殺された)楠本組員は、任侠山口組の織田代表に心酔し、一度やめた極道の世界に戻ってきたばかりだった。戻ってわずか4カ月。自ら志願して織田代表の警護についた。犯人が銃を構えたところに向かって飛び込んで撃たれた。今どきあんな男はいない」

任侠山口組に詳しい経営者はそう話し、楠本勇浩さん(44)の死を悼んだ。

9月12日、神戸市長田区の路上で、織田絆誠代表(50)を狙った襲撃事件が起こった。代表を乗せた車に犯人の乗用車が衝突し、降りてきた犯人が発砲。楠本さんは織田代表を守ろうと犯人に立ち向かっていき、射殺された。実行犯グループの車のナンバープレートは偽造されたもの。周到な計画性が見られた。逃走している犯人は3人、うち一人はマシンガンも所持していたという。

「楠本組員が飛び込んで撃たれたのを見て、別の襲撃部隊員はひるんで逃げた。現場はアパートの真下で近くに小学校もある。マシンガンなんて撃ったら、織田代表がハチの巣になるだけじゃすまない。一般市民を巻き込んだ大惨事になっていたはずだ」

と任侠山口組関係者は激怒する。兵庫県警は、神戸山口組最大組織である山健組に所属していた組員・菱川龍己容疑者を指名手配した。

暴力団に詳しいジャーナリストも同様の見方をしていた。

「8月に任侠山口組が会見を開いて、神戸山口組・井上組長の組の運営や結成のいきさつに対して辛辣な批判をしていました。そのことに腹を立てた神戸山口組傘下の組員が実行した可能性は高い。ただ、犯行は用意周到におこなわれており、組織立ってかなりの人数が関わっているはずです」

井上邦雄組長(69)らが六代目山口組から分裂して神戸山口組を結成したのは2015年8月のことだ。さらに2017年の4月には、 “神戸山口組の悪政を見かねた” という記者会見を開いて織田代表らが離脱し、任侠山口組を結成。

以来、山口組を名乗る三つの組織は冷戦状態が続き、不気味な静けさを保ってきた。それを突き破った今回の事件の衝撃はあまりにも大きい。

関東在住の暴力団関係者のもとにも、襲撃事件の情報は随時届いていた。

「今回の事件で神戸側が特定抗争指定暴力団に指定されれば、事務所は使えなくなり、事実上神戸山口組は終わる。ヤクザ界全体への取り締まりもいっそう、厳しくなりそうだ」

襲撃事件の影響を最も受けたのは神戸側だと、前出のジャーナリストはみている。

「実行犯が神戸側だとすると、これまで神戸側は、六代目傘下の組織に幹部を射殺されたこともありましたが、特定抗争指定暴力団に認定されてしまうことをいちばんに恐れていたため、報復をしませんでした。それなのに今回は、神戸側から仕掛けて射殺までした。内部では、なんてことをしてくれたんだという反応をする者も多く、ピリピリした雰囲気になっています」

(週刊FLASH 2017年10月3日号)

参照元 : FLASH

暴力団トップの使用者責任を問う損害賠償請求訴訟、26件中、14件が原告勝訴か和解などで終結

<暴力団損賠訴訟>26件中14件終結 使用者責任敗訴なし

2017/9/24(日) 8:00配信

指定暴力団組員の犯罪行為による被害者らが暴力団トップの使用者責任を問う損害賠償請求訴訟が2009年から少なくとも26件起こされ、このうち14件の訴訟が原告勝訴か和解などで終結していることが警察庁への取材で分かった。原告敗訴のケースはなく、和解金はほぼ支払われたとみられる。専門家は「暴力団にとっては大きな経済的打撃だ。被害者救済と資金源剥奪への流れができつつある」と評価している。

◇「資金源剥奪に流れ」専門家評価

警察庁によると、改正暴力団対策法で指定暴力団トップの使用者責任が規定された翌年の09年以降、組員の犯罪行為についてトップに損害賠償を求めた訴訟が少なくとも東京、名古屋、神戸、福岡地裁などに26件起こされた。このうち終結した14件の内訳は▽原告勝訴2件▽和解11件▽取り下げ1件。賠償金や和解金の総額は公表された6件で計1億6878万円に上り、最高額は放火殺人の被害者遺族と山口組組長との和解金1億円だった。

関係者によると、暴力団トップの使用者責任は民法でも規定されていたが、使用関係の立証などが高いハードルとなってきた。08年5月施行の改正暴対法は、組員が暴力団の威力を利用して資金を得るために他人の生命や身体、財産を侵害したことを示せば、トップの責任を問えることになった。ただ、実際の訴訟では暴対法の使用者責任が認められた判例はまだ少なく、民法上の使用者責任も同時に問うケースが多い。

日本弁護士連合会の元民事介入暴力対策委員会委員長で、同種訴訟に携わる疋田淳弁護士は「暴力団側は敗訴の裁判例を作りたくないため和解することが多いとみられる。原告側も被害者救済の観点から和解に応じることが多く、和解金はほとんどが実際に支払われている」と打ち明ける。

一方、被害者や遺族にとって提訴へのハードルは依然として高い。疋田弁護士は「原告が証人出廷する場合は遮蔽(しゃへい)措置が取られるなど訴訟環境は改善されてきたが、いまだに泣き寝入りする被害者はいる」と指摘。「暴力団事務所の使用差し止めを求める際に住民に代わって各地の暴力追放運動推進センターが提訴できるように、センターが被害者らに代わって暴力団トップに損賠訴訟を起こせる制度の導入を検討すべきだ」と話している。

参照元 : 毎日新聞



2017年9月24日日曜日

男性(36)に、車を衝突させて殺害しようとした疑いで、指定暴力団住吉会系組員の男(50)を逮捕

車を男性に衝突させ殺害しようとした疑い、組員の男逮捕 署員が車のナンバー確認、男性は軽症/草加署

2017/9/23(土) 22:00配信 埼玉新聞

埼玉県の草加署は22日、殺人未遂の疑いで、越谷市北後谷、指定暴力団住吉会系組員の男(50)を逮捕した。

逮捕容疑は同日午前9時35分ごろ、草加市新栄1丁目の路上で乗用車を運転し、車の前に立って制止させようとしていた古紙回収業の男性(36)に、車を衝突させて殺害しようとした疑い。男性は右足をひかれて軽傷を負った。

同署によると、男性は、男が草加市内のごみ置き場で古紙を車に積み込んでいるのを不審に思い、男の車両を追従していた。2人に面識はなかった。現場付近にいた署員が男の車両ナンバーを確認し、男が浮上した。男は「知らない」と容疑を否認している。

参照元 : 埼玉新聞

今年1月に亡くなった俳優の松方弘樹さん(享年74)の借金払えと元妻で女優の仁科亜季子(64)を脅した元暴力団組長(73)ら3人を逮捕

仁科亜季子を恐喝未遂 “松方さんの借金払え”元組長らを逮捕

2017/9/24(日) 6:01配信



今年1月に亡くなった俳優の松方弘樹さん(享年74)の元妻で女優の仁科亜季子(64)を脅し、現金4600万円を要求したとして、警視庁町田署は23日、恐喝未遂の疑いで、神戸市中央区の元暴力団組長笠岡和雄容疑者(73)ら男3人を逮捕した。

笠岡容疑者は「貸し付けた金を取り立てるために知り合いに行ってもらった」などと供述している。他に逮捕されたのは、神戸市北区の自称無職小嵐太樹容疑者(30)と兵庫県西宮市の自称建築業大植健一容疑者(31)。

逮捕容疑は、資金貸し付けを巡って因縁を付け、2012年2月~15年5月ごろ、債権回収として現金4600万円を要求する脅迫文を東京都港区の自宅に複数回送ったり、15年5月に自宅に押し掛けたりした疑い。

捜査関係者によると、脅迫文には「金が返済されていない」などと書かれていた。自宅に押し掛けた際は「こら、出てこいや」と怒鳴るなどして玄関先に3時間以上居座り、パトカーが出動する騒ぎになった。笠岡容疑者は、自身が運営するホームページに仁科を中傷する書き込みもしていたという。

町田署によると、笠岡容疑者は、松方さんが経営する芸能プロダクションを通じて仁科が代表取締役を務める映画関連グッズ販売会社に1億円を貸し付けたと説明。4600万円が未返済だったので現金を要求したという。借用書などは確認されておらず、仁科は「一方的な言いがかりによる要求だ」と話しており、自宅に押し掛けられた2カ月後の15年7月に同署に相談していた。松方さんは生前、笠岡容疑者について「ヤクザ映画を通じて知り合った」と仁科に説明していたという。

参照元 : スポニチ


「仁科亜季子」恐喝未遂で逮捕 絶縁できなかった“元組長”との関係は

2017/10/4(水) 5:59配信



「お嫁さんにしたい女性ナンバーワン」に選ばれた仁科亜季子(64)。それが昔のこととて、そんな彼女が縁もなさ気な元暴力団組長に脅されていたとは、気の毒だ。ところが元組長の主張では、仁科から積極的に関わってきたんだとか――。

逮捕された元組長の名は笠岡和雄(73)。仁科から4600万円を脅し取ろうとしたそうで、

「2015年5月、仁科の自宅に押しかけるなどして4600万円を返せと脅迫した、恐喝未遂容疑です」

そう語る警視庁担当記者によれば、

「逮捕はしたものの証拠不十分で、不起訴になるのではないかと言われている」

とのこと。事は単純ではないようなのだが、まずは元組長がどんな人物であるか、その知人が語る。

「笠岡には二つ肩書があった。一つは神戸が拠点の暴力団“松浦組”二代目組長、次が大日本新政會という右翼組織の総裁です。松浦組は広域暴力団組織の傘下に入っていない小さな組でしたが、9月に亡くなった住吉会の西口茂男総裁を後見人とし、特に芸能界で力を振るってきました」

最近では芸能界にとって、かなりやっかいな存在になっていたという。

「千葉県で進めていた産廃場建設で、芸能界の大物に頼まれて15億円を用立てたのに、踏み倒されたというのが笠岡の主張。以後、大日本新政會のHPで、嘘もまじえながら執拗に、この“大物”を叩くようになった。そこで笠岡に接近したのが週刊文春で、編集長が自ら笠岡に会い『モー娘。肉弾接待騒動』『みのもんた黒すぎる過去』という2本の“大物叩き”の記事を掲載しています」

そして、この“大物”と並んで笠岡がターゲットにしたのが仁科だった。

「そもそも仁科と松方弘樹の夫婦が、長男の克基の売り込みを笠岡に頼んできたのが、笠岡が“大物”に接近するきっかけだったのですが、仁科には別途、恨みがあったようですね」

「後ろ盾になって」
 笠岡を知る芸能ジャーナリストの本多圭氏が言う。

「笠岡と仁科の金銭トラブルは、仁科が社長を務めていた“京彩(きょうさい)”と、笠岡が支配する“大翔(だいしょう)”との間の貸し借りを巡るものです。京彩は大翔から1億円を借り受け、京彩副社長が月100万円ずつ返していましたが、副社長が詐欺で逮捕されて返済が滞った。そこで笠岡は仁科に、お前が社長のときに貸したんだから払えと要求したんです」

そもそも京彩とは、

「松方弘樹が作った会社で、東本願寺と組んでグッズを作ったりしていた。松方と離婚後、仁科が社長を引き継ぎました。ただ仁科は、カネを借りた記憶はないと主張したので、笠岡は街宣車を仁科の自宅に押しかけさせたりしたのです」

だが、仁科がそう訴えても、笠岡との関係は濃いのだという。

「長男の芸能界入りで笠岡が口利きしたのが最初。離婚後は仁科が積極的に笠岡に近づき、庇護を頼んでいた。上京する際も、マンションを用意してもらうなど支援を受けたんです」(同)

笠岡が今年7月に出版した『狼侠』という本は、第三部をほとんど仁科批判に当てており、たとえば、

〈わたしに急接近してきたのが、離婚問題が表に出る前だった。かなり深刻な顔をしていたものだ。「離婚を決心しましたので、どうか後ろ盾になってください」と言う〉

〈わたしが京都の全日空ホテルで病院のために宿泊していたときに、突然仁科が一人で部屋に入ってきたことがある〉

など、仁科について数々の“暴露”がある。ちなみに先の知人が言うには、

「本には世話になった住吉会の人間の実名も含め、洗いざらい書かれているので、今年7月、住吉会から“親戚の縁を解消した”との絶縁状が出されました」

笠岡との関係について仁科の事務所に尋ねると、

「本人は“一切関係ない”と話しています」

と繰り返すばかり。

とまれ今回の逮捕、笠岡の“攻撃”を受けていた人たちが動いた結果、と見るムキが多数だが、絶縁できなかった点は、どうにも仁科に分が悪い。

「週刊新潮」2017年10月5日号 掲載

参照元 : デイリー新潮


笠岡和雄、小嵐太樹、大植健一を逮捕

▼笠岡和雄容疑者



■笠岡和雄(かさおか かずお)
■年齢:73歳
■住所:神戸市中央区相生町5丁目
■元暴力団組長

▼小嵐太樹容疑者



■小嵐太樹(こがらし たいじゅ)
■年齢:30歳
■住所:兵庫県神戸市北区ひよどり台3丁目
■職業:不詳

▼大植健一容疑者のプロフィール



■大植健一(おおうえ けんいち)
■年齢:31歳
■住所:兵庫県西宮市北六甲台1丁目
■職業:不詳

2017年9月21日木曜日

指定暴力団・神戸山口組系池田組の高木忠幹部(当時55歳)を射殺した山口組系の元組員(33)に無期懲役の判決

<組幹部射殺>無期不服で上告 高裁岡山支部判決

2017/9/21(木) 10:20配信



岡山市で昨年5月、指定暴力団・神戸山口組系池田組の高木忠幹部(当時55歳)を射殺したとして、殺人などの罪に問われた指定暴力団山口組系の元組員、山本英之被告(33)が、求刑通り無期懲役とした広島高裁岡山支部判決を不服として19日付で最高裁に上告したことが分かった。

控訴審で弁護側は、殺人は個人的な動機によるものとして量刑不当を訴えていたが、15日の判決は、1審・岡山地裁に続いて組織的な動機による犯行と認定した。

参照元 : 毎日新聞

組員が犯罪で得た金を上納金として受け取った疑いで指定暴力団山口組の2次団体「落合金町連合」会長ら2人逮捕

犯罪収益を上納金として受領容疑、山口組直系組長を逮捕

2017/9/21(木) 13:41配信

組員が犯罪で得た金を上納金として受け取ったとして、警視庁は21日、指定暴力団山口組の2次団体「落合金町連合」(東京都台東区)会長の佐藤光男容疑者(64)ら2人を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。佐藤容疑者は数十人いる「直参(じきさん)」と呼ばれる山口組の直系組長の1人。

他に逮捕されたのは組員の倉田良一容疑者(58)。捜査関係者によると、2人は2015年11月、傘下組員の40代の男が知人からだまし取った現金100万円の一部を、犯罪で得たものと知りながら上納金として受け取った疑いがある。今月初めにこの男を詐欺容疑で逮捕し、捜査の過程で今回の容疑が浮上した。

参照元 : 朝日新聞


詐取金を上納させた疑い、山口組系組長を逮捕 警視庁

2017/9/21(木) 13:38配信

詐欺事件の被害金の一部を傘下組員から受け取ったとして、警視庁池上署が21日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)の疑いで、指定暴力団山口組系組「落合金町連合」会長、佐藤光男容疑者(64)と組関係者の男(58)を逮捕したことが捜査関係者への取材で分かった。

逮捕容疑は平成27年11月、40代の傘下組員が知人からだまし取った100万円の一部を犯罪収益として受け取ったとしている。

池上署によると、今月初旬、傘下組員を詐欺の疑いで逮捕。組員への捜査を進める中で、佐藤容疑者の関与が浮上した。佐藤容疑者は詐取金を組への上納金として徴収し、組の運営資金に充てていたとみられる。

落合金町連合は東京都台東区に本部を置く山口組の2次団体。

山口組をめぐっては、警視庁が今年6月、東京・銀座で「みかじめ料」を脅し取ったとして恐喝容疑で系列組長ら8人を逮捕。今月11日には愛知県警が名古屋市中区の繁華街でみかじめ料を集めたとして、県暴力団排除条例違反の疑いで2次団体「弘道会」会長らを摘発するなど、警察当局による資金源の捜査が本格化している。

参照元 : 産経新聞

落合金町連合



落合金町連合(おちあいかなまちれんごう)は東京都台東区清川2-38-17に本部を置く暴力団で、六代目山口組の二次団体。

◆落合金町連合組織図
会 長 - 佐藤光男(六代目山口組若中)

◆執行部
若 頭 - 高橋裕史(高橋組組長)
舎弟頭 - 水野城和(十代目落合一家総長)
本部長 - 佐藤 進(三代目佐藤興業組長)
舎弟頭代行 - 上杉慎司
副本部長 - 野口啓介(四代目金龍組組長)
若頭補佐・渉外委員長 - 清水 享(落合総業組長)
若頭補佐・風紀委員長 - 小椋常雅(二代目水野総業組長)
若頭補佐・運営委員長 - 西勝隆裕(二代目椛沢組組長)
若頭補佐・懲罰委員長 - 圷 勇人(圷組組長)
若頭補佐・慶弔委員長 - 東馬龍二
本部事務局長 - 蔵田龍次(蔵田總業組長)

◆舎弟
最高顧問 - 西戸昂主(八代目金町一家総長)
常任顧問 - 志和 武
顧 問 - 圷 隆一
舎 弟 - 近藤雅仁
舎 弟 - 石川昇二(六代目西戸組組長)

◆幹部
風紀副委員長 - 新城靖重
運営副委員長 - 網中将浩
渉外副委員長 - 池上 巌
会長秘書 - 忽滑谷翔一
事務局長補佐 - 鈴木 誠
幹 部 - 高森 靖
幹 部 - 工藤良太郎
幹 部 - 加賀義久

参照元 : wiki/落合金町連合

任侠山口組のトップ襲撃事件のヒットマンは神戸山口組・井上組長がトップを兼ねる中核組織「山健組」傘下組織の組員で、井上組長の警護役

任侠山口トップ襲撃「ヒットマン」の正体 神戸山口組・井上組長の警護役、高かった忠誠心

2017/9/21(木) 16:56配信



神戸市長田区で今月12日、指定暴力団神戸山口組から離脱した任侠山口組の織田絆誠代表(50)の警護役組員(44)が射殺された事件で、兵庫県警が殺人容疑で指名手配した神戸山口組系ヒットマン、菱川龍己容疑者(41)。神戸山口組の井上邦雄組長がトップを兼ねる中核組織「山健組」傘下組織の組員で、井上組長の警護を務めるなど忠誠心が高かったという。

捜査関係者によると、菱川容疑者は岡山市に本拠を置く山健組傘下組織に所属し、組長の養子となっていた。上部団体の山健組の関連施設に住み込み、井上組長の移動時などに付き添う警護役を担当していたとされる。

兵庫県警の調べに対し、山健組関係者は菱川容疑者について、井上組長が6月、兵庫県警や京都府警に詐欺容疑などで相次いで逮捕されて以降、「音信不通になっていた」と説明。襲撃事件の現場では共犯者の存在が確認されているが、複数の組員が菱川容疑者と同様に傘下組織を離脱していたとの情報もある。

「上層部への突き上げ捜査をかわすため、事件前に離脱し、『地下に潜っていた』ということだろう。暴力団の常套(じょうとう)手段だ」(捜査関係者)

菱川容疑者は井上組長の警護を担当していたことから、山健組出身者が大半を占める任侠側にも「面が割れた存在」(暴力団関係者)だった。現場では任侠側から実行犯として名指しされていたほか、現場から約10キロ離れた神戸市北区の路上では16日、回転式拳銃2丁や身分証が入ったかばんが見つかった。

暴力団関係者は「所属組織の親分の養子になるということは親分からの信頼が相当厚かったということだ。実際、井上組長の警護も任されていた。今の時代、ヤクザが殺人罪で無期懲役となれば30年は刑務所から出られない。襲撃時に素顔や身分を隠さず拳銃と身分証まで残すことで、上層部の関与をかわす材料にしている。高い忠誠心と強い意志で犯行に及んだのだろう」と指摘している。

参照元 : 夕刊フジ


神戸銃撃事件 1時間前に逃走準備か

2017/9/21(木) 20:46配信



神戸で起きた射殺事件。指名手配されている暴力団員はまだ逃走中ですが、関西テレビの取材で、犯人グループが事件の1時間前から逃走の準備をしていた疑いがあることが分かりました。

9月12日、神戸市長田区で任侠山口組の織田こと金禎紀代表の乗った車が銃を持った男に襲われた事件。

ボディーガードとみられる楠本勇浩さん(44)が射殺された直後、近くの防犯カメラには黄緑色の服を着た人物が銃のようなものを構えるも、すぐに来た方向に逃走していく様子が映っていました。

約1時間前。別の防犯カメラは、現場近くの集合住宅にバイクを乗りつける、不審な人物を捉えていました。

逃走の準備をしているのでしょうか。

バイクを止めると、紙袋のようなものを手にどこかに歩いていきます。

複数の目撃者や防犯カメラの映像を総合すると、バイクがこの場所に停められたおよそ一時間後に事件が起きます。

黄緑色の服を着た男はその後バイクに乗って集合住宅を抜け、北上したとみられます。

そして、同じような黒色のバイクが現場から200メートルほど離れた場所に放置されているのが見つかっていて、警察が押収しています。

【近くの住民は】
Qいつくらいからバイクはあった?
「(事件の)5日前くらいからありました。(バイクは)新聞紙でぐるぐる巻きにされて」
Qナンバーが見えないように
「見えないように」

事件1時間前の防犯カメラの映像を確認すると、ナンバープレートが加工してあるように見えます。

警察は神戸山口組の三次団体組員とみられる黒木こと菱川龍己容疑者(41)を殺人の疑いで指名手配していて、犯行グループが逃走経路の確保など周到に準備をした上で襲撃に及んだとみて捜査を進めています。

こうした中、兵庫県警は暴力団事務所の周りで警戒中の警察官が不審者に職務質問をしたところ暴れ出したという想定で訓練を行いました。

警察は、任侠山口組系の事務所がある地域を中心に警戒を強めています。

参照元 : 8カンテレ

2017年9月19日火曜日

神戸山口組系山健組傘下の「兼一会」が大阪の「半グレ集団」使い飲食店からみかじめ料を徴収か?K-1選手・拳月2回目の逮捕

「半グレ集団」使いみかじめ料?神戸山口組系暴力団組事務所を捜索

2017/9/19(火) 11:59配信



大阪でいわゆる「半グレ」と呼ばれるグループのリーダー格の男らが通行人を殴りけがをさせたとして逮捕された事件で、警察は関連先として指定暴力団神戸山口組系の組事務所を捜索しました。

捜索を受けたのは大阪市中央区にある神戸山口組系山健組傘下の兼一会の事務所です。この事件では去年7月、大阪・ミナミの路上で通行トラブルになった男性2人を殴って大けがをさせたとして、相良正幸容疑者(33)や梶蓮容疑者(26)が傷害の疑いで逮捕されています。

2人は暴力団に属さずに不良行為を行う「半グレ」グループのメンバーで相良容疑者はそのリーダー格とみられていますが、その後の捜査でグループと兼一会との関わりが浮上したということです。警察は、暴力団が摘発を逃れるため「半グレ」グループを使って飲食店からみかじめ料を取るなどしていた可能性があるとみて、実態解明を進める方針です。 

参照元 : 毎日新聞












半グレ集団でK-1選手・拳月(けんむん)相良正幸容疑者暴行で逮捕!2回目の逮捕

拳月



本名 相良正幸
通称 地下格闘技の猛者
国籍 日本
誕生日 1984年5月14日(33歳)
身長 182cm
体重 75kg
スタイル キックボクシング、ストリートファイト
プロキックボクシング戦績
総試合数 7
勝ち 4
KO勝ち 2
敗け 3
引き分け 0
無効試合 0



拳月(けんむーんまたはけんむん 1984年5月14日- )は日本のキックボクサー、総合格闘家。本名は相良正幸。山根道場所属。身長182cm。体重75kg。

アウトロー上がりの喧嘩ファイトが信条。

来歴
キックボクシングのリングに本格的に上がる前は、関西地方を拠点にし、主にストリートファイトに明け暮れている不良の若者たちを起用したアマチュア地下総合格闘技大会「強者」(2013年2月解散)の看板選手として闘っていた。

2011年、活動停止直前のK-1のリングで長島☆自演乙☆雄一郎と78kg契約で対戦、スリップした長島を追撃するなど反則も繰り出す荒っぽい試合となったが、ダウンを奪われ判定負け。ちなみに、長島は本来は70kg契約で闘っている選手であり、この時期長島はプロレスもしていたため体重が大幅に増えていた。それを踏まえての体重契約であった。

その後、キックボクシングのリングで勝ち星を重ね、2013年にはGLORYへの初参戦を果たす。アルトゥール・キシェンコと対戦するも、一方的な試合展開となり、ダウンも奪われ判定負け。

2014年2月、強要の疑いで逮捕される。

2017年9月、通行をめぐりトラブルになった男性2人にけがをさせたとして傷害の疑いで逮捕される。



参照元 : wiki/拳月

K-1出場歴ある格闘家を逮捕 通行トラブルで男性殴打、頭蓋骨骨折負わす 大阪・南署

2017年9月11日 19時27分



通行をめぐりトラブルになった男性2人にけがをさせたとして、大阪府警南署は11日、傷害の疑いで、大阪市中央区中寺、無職、相(さが)良(ら)正幸容疑者(33)を逮捕した。

同署によると、相良容疑者は不良グループのリーダー格で、格闘家としても活動し「拳月(けんむん)」のリングネームで格闘技イベント「K-1」にも出場歴がある。

逮捕容疑は、平成28年7月25日午前0時半ごろ、同区東心斎橋の路上で、大阪府東大阪市の男性(41)を殴って頭蓋骨骨折の重傷を負わせたほか、同市の男性(47)にも頭部打撲など全治2週間のけがをさせたとしている。同署は認否を明らかにしていない。

同署によると、被害に遭った男性らが乗用車で走行していたところ、路上を歩いていた相良容疑者らのグループと通行をめぐりトラブルになったという。ほかに少なくとも2人が関与したとみて捜査している。

参照元 : 産経新聞





【神戸長田区射殺事件】襲撃現場付近でバイク乗り捨て、現時点で確認された襲撃メンバーは2人「任侠山口組」側の報復警戒

<神戸射殺1週間>目立つ「不自然」捜査かく乱?

2017/9/19(火) 13:45配信



神戸市長田区で指定暴力団・神戸山口組から離脱した新組織「任侠(にんきょう)山口組」の関係者が射殺された事件は19日で発生から1週間。襲撃グループは新組織側の行動を把握するなど計画性がうかがえる一方、実行役とされる神戸山口組系組員の身分証が拳銃と共に目立つ場所に置かれるなど不自然な点があり、捜査のかく乱を狙った可能性もある。兵庫県警は神戸山口組と新組織の抗争事件とみて、神戸山口組上層部の関与も視野に入れる一方、新組織側からの報復阻止に全力を注いでいる。

◇「任侠」側の報復警戒

事件は12日午前10時5分ごろ、新組織の3台の車列が襲われ、織田絆誠(よしのり)代表(50)らが乗った先頭車両に襲撃グループの車が衝突。車外に出た織田代表の警護役、楠本勇浩(ゆうひろ)さん(44)が容疑者と口論の末に射殺された。

県警は現場に残された指紋や目撃情報などから、神戸山口組の中核組織「山健組」傘下組員、菱川龍己容疑者(41)を実行役と断定し、殺人容疑で指名手配。菱川容疑者は神戸山口組の井上邦雄組長(69)の付き人だったとの情報があり、県警は組織的な関与について調べている。

事件からは計画性が浮かぶ。捜査関係者によると、襲撃グループの車は、織田代表が普段乗る車を狙い、狭い脇道を塞ぐ形で衝突。現場に乗り捨てた車は車体番号を消す細工をしていた。目撃情報や防犯カメラ映像から、発砲した実行役の他に見張り役らしい男がおり、いずれも小回りの利くバイクで逃走したらしい。兵庫県警は実行役の逃走に使われた疑いがある黒のバイクを新たに押収し、関連を調べている。

一方、不自然な点もある。現時点で確認された襲撃メンバーは2人で、車3台に分乗した新組織側の人数を考えると「多勢に無勢」。県警内部には最初は脅すつもりが警護役に反撃され、想定外の発砲に及んだとの見方もある。

事件後の展開も捜査を混乱させた。16日早朝、現場から約12キロ北西の神戸市北区のバス停に近い歩道脇に、回転式拳銃2丁と菱川容疑者の身分証が入ったかばんが置かれていた。捜査関係者は「暴力団事案では、出頭して銃を持参するか、逃走する場合は海など発見困難な場所に捨てるのが一般的」と指摘。置いた人物や狙いを慎重に見極めている。

今後、最も懸念されるのは抗争の連鎖だ。連休明けの19日朝、現場近くの市立室内小学校では警察官らが警戒する中、児童が登校した。見守り活動をしている男性(76)は「こんなに物々しい雰囲気は(1980年代の)山一抗争以来。子供が動揺しないよう明るく送り出した。早く事件が解決してほしい」と話した。

また、県警が報復を警戒する神戸市中央区の山健組事務所近くでは、住民女性が「生活圏のそばに事務所があり、巻き添えになるのが怖い」とおびえた様子。捜査幹部は「市民の被害は何としても阻止しなければ」と危機感を募らせている。

参照元 : 毎日新聞


神戸射殺事件 襲撃現場付近でバイク乗り捨てか

2017/9/18(月) 19:59配信



神戸市長田区で任侠山口組の代表が襲撃されボディガードの男性が殺害された事件で、犯人が逃走に使ったとみられるバイクが乗り捨てられているのが見つかっていたことが分かりました。

9月12日、神戸市長田区で任侠山口組の織田こと金禎紀代表の乗った車が襲われ、ボディーガードとみられる楠本勇浩さん(44)が銃で撃たれて死亡しました。

警察は、現場から逃走した神戸山口組の三次団体組員とみられる黒木こと菱川龍己容疑者(41)を殺人の疑いで指名手配しました。

16日には、神戸市北区のバス停付近で回転式の拳銃2丁が入った鞄が見つかり、捜査関係者によると鞄の中には菱川容疑者の免許証も入っていたということです。

また、襲撃現場の近くでは、菱川容疑者が逃走に使ったバイクとよく似たタイプの大きなバイクが放置されているのが見つかっていたこともわかりました。

警察は菱川容疑者がバイクを乗り捨てて逃げた疑いがあるとみて捜査しています。

参照元 : 関西テレビ




暴力団における「血のバランスシート」は等価交換の原則

2017/9/19(火) 7:00配信



9月12日午前10時5分、神戸市長田区の路上で、今年4月、神戸山口組から離脱して発足、山口組分裂の第三勢力となった任侠山口組の織田絆誠代表が複数のヒットマンに襲撃され、織田氏のボディガードが死亡した。六代目山口組、神戸山口組、そして神戸山口組から再分裂した任侠山口組の関係は均衡状態に入ったかと思われていたが、突如として血が流れた。フリーライターの鈴木智彦氏が事件直後に現地入りした。

暴力団は、対立相手への襲撃を“仕事”と呼ぶ。暴力に生きる人間らしい隠語である。狙われた織田代表が無事だったのだから、ヒットマンたちの“仕事”は失敗である。暴力団社会で評価されるのは、銃口にひるむことなく、ヒットマンに立ち向かって殺されたボディガードの組員と、親分を守った任侠山口組側になる。

「ヤクザの仕事としては杜撰としか言えない。結果がすべてなのはヤクザも堅気も変わりない。本気の襲撃というなら、2台の車で挟み撃ちにするべきだったし、共犯者が発砲しなかったのは、足がすくんだと揶揄されても反論できないだろう。口封じのため、ヒットマンたちが殺されるのではないかという話も出ており、当局が2週間以内に逮捕できなければ危険かもしれない」(警察関係者)

警察や任侠山口組に追われるばかりか、我が組織からも消されかねないと危惧される実行犯……その名前は、事件発生から数時間後に浮上した。神戸山口組のトップ、井上邦雄組長の出身母体にして中核である山健組の若い衆だ。事件現場の住民も、任侠山口組側の組員の「やったヤツは分かってる!」という怒声を聞いていた。警察筋に当てても、噂は否定されなかった。

「まだ発表できない。だから質問にうんとは言えない。けど誰がやったかなんて中学生でも分かる話や」

山健組にははっきりした襲撃の動機がある。8月27日、任侠山口組が開催した二度目の記者会見である。

記者会見で任侠山口組のナンバー2・池田幸治本部長が読み上げた長文の声明は、井上組長を痛烈に批判していた。

「つまりは盃を下ろした側の、井上組長による悪政が、始まったわけであります」

「本来、我が子が組織の内外から認められれば、喜んで見せるのが親分のあるべき姿でありますが、逆に嫉妬し焼き餅を焼き、猜疑心の塊となるのが、井上組長の隠された本性であり……」

「井上組長自身の口から、信じ難い言葉の数々が次々と発信され、井上組長のその隠された、裏の人間性を残念ながら再確認せざるを得ない現状であります」

「結論として要約すれば、一昨年八月二七日に挙行した神戸山口組立ち上げは、山口組史上類を見ない『大型詐欺事件』であったという事です」(すべて当日配布された会見の文書より)

暴力団社会では、殺し合いになってもおかしくないほど激しい表現が並んでいるばかりか、「織田を殺る、織田を殺ると感情を、剥き出しにした上で」と、襲撃を挑発するような言葉まである。

会見の翌日、神戸山口組は幹部会(六代目山口組、および任侠山口組では、執行部会に当たる最高幹部会合)を開催したが、この記者会見は一切話題にならなかったらしい。マスコミに対しても神戸山口組は淡々としていた。

「ある幹部と話をした記者は、『言い合いをしても泥沼になるので、マスコミのみなさんは好きに書いて下さい』と言われたらしい。それはもちろん建前で、今回の織田代表襲撃事件こそ、記者会見に対する返事と考えるのが妥当」(週刊誌記者)

暴力的すぎる批判への返答は、ターゲットとされた織田代表が無事だったことで失点となった。暴力団社会の受け取り方はさまざまで、「ボディガードを殺したのだから、いつでも織田代表に手が届くというメッセージになった。決して駄目な仕事とはいえない」という声もあるが、失態の汚名を返上するには、より暴力的な事件を起こし、殺害を成功させるしかない。

◆その日、司組長は東京へ

今回の襲撃によって、抗争事件がついに本格化したのは疑うことのない事実だ。暴力団には「血のバランスシート」という無軌道な論理がある。一人殺されれば、組織内で同程度の人間を殺してようやく、パワーバランスを取れるという等価交換の原則だ。その論理で考えれば、任侠山口組は最低でも亡くなったボディガードと同じ立場の人間を殺さねばならない。脱反社会勢力を公言している任侠山口組は、報復を自粛できるのか。

さらにいえば、未遂だったとはいえ、今回は組織のトップが狙われている。ヤクザの命は等価ではない。親分の命は、若い衆数人分の値打ちがあるとされる。山一抗争時代の週刊誌は、親分一人の命=若い衆30人分と煽っていた。

「抗争の実感は、自分と同じ立場の人間が殺されて初めて湧いてくる。襲撃された任侠山口組は、仲間の死によってリアルな憎しみを持っただろう。今回の事件で、抗争が全く異質なものとなった。一気に泥沼化する可能性は十分すぎるほどある」(他団体幹部)

皮肉なこともある。事件当日の早朝、東京に本部を置く広域団体・住吉会の西口茂男総裁が死去しているのだ。暴力団社会の重鎮で、博徒世代を生きてきた昔気質の親分である。六代目山口組トップの司忍組長は弔問のためにその日、上京していた。

抗争が激化し死者を出す任侠と神戸、死者を穏やかに弔う六代目。三つ巴となった山口組分裂抗争を俯瞰すると、極めて皮肉なコントラストだ。

※週刊ポスト2017年9月29日号

参照元 : NEWSポストセブン